シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

母子家庭でも子どもを塾に行かせるべき?

ライター 森本由紀

1児の母。12年の結婚生活を経て40代で離婚しシングルマザーに。現在は行政書士・カウンセラーとして活躍するかたわら、ライターとしても執筆活動を行っています。

Photo yuki morimoto

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母子家庭では子どものために毎月塾費用を出すのはなかなか厳しい

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少子化により子ども一人あたりにかける教育費が増えたため、子どもを塾に通わせるのは珍しいことではありません。けれど、母子家庭は生活にゆとりがないため、塾に行かせようか悩むことが多いでしょう。中学受験をしない限り、小学生から塾に通わせるケースは少ないですから、実際に塾について悩むのは中学生からになります。

塾の月謝は2~3万円

塾の月謝は、個別指導・集団授業といった形態や学年、授業回数によって変わってきますが、中学生では2~3万円程度かかります。これは、母子家庭にとっては厳しい金額です。

子どもを塾で勉強させることのメリットって何?

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子どもが学校の授業についていけなくなれば、受験に失敗することもあります。たとえ高校に入れても、その後の進学が困難だったり、就職先が見つからず、子どもの望む仕事にも就けなかったりするかもしれません。将来の可能性を広げるためには、きちんとした教育を受けておくことは欠かせません。

留守の間の心配軽減にも

母子家庭では一般的に、母親が仕事で留守にしている時間が長くなっています。学校が終わった後の居場所がなければ、子どもは家でひとりで過ごすことが多くなります。塾に行かせることで、留守の間の心配が少なくなるというメリットもあります。

ひとり親家庭向けの学習支援を行っている自治体もある

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2014年に『子どもの貧困対策の推進に関する法律』が施行され、母子家庭などの貧困の連鎖を防ぐために、国や自治体が教育支援を行うことが明記されました。これにもとづき、ボランティアの大学生などによるひとり親向けの学習支援を実施している自治体が増えています。

行政の教育支援にも注目を

生活苦により子どもを塾に行かせるのが困難なシングルマザーは、住んでいる市区町村でこうした学習支援が行われていないか調べてみましょう。子どもは勉強を見てもらえるだけでなく、お兄さんやお姉さんにいろいろなことを相談できるので、とても心強いはずです。