シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

派遣社員のメリット・デメリットって?シンママの働き方を考える

ライター 辻寿子

フリーライター歴22年、シンママ歴6年。一卵性双生児の息子は、長男が脳性マヒで車椅子。日本化粧品検定1級、サプリメントアドバイザー取得。結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。

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「働き方の自由」といわれるほど、現代の雇用形態は多様化しています。なんと、全雇用の4割近くがパートや契約社員をはじめとする“非正規雇用”の時代なのです。
時間的に自由の少ないシンママだからこそ、働き方は大問題。今回は、派遣社員のメリットとデメリットを見ながら、働き方について考えてみましょう。

あらためて「派遣社員」ってなに?

id82-02派遣社員とは、派遣会社に登録し、その派遣会社と契約を交わしている会社へと出向いて働く雇用形態です。給料は派遣会社から支払われ、実際に働いている派遣先の会社に直接雇われているわけではありません。また、契約期間が終わると別の会社へ出向するのが普通です。

派遣社員の「登録」とは?

派遣社員として働くには、派遣会社に情報を登録する必要があります。登録は、派遣会社へ問い合わせて、直接面談に出向いたり、登録会に参加したりして行うのが一般的です。

どの派遣会社でもいいの?

派遣会社はたくさんありますが、大きな会社ほど、多種多様な職種で登録ができ、自分のスキルを活かすことができます。オフィスワーク系はもちろん、なかには営業販売や、IT技術系、クリエイティブ系、医療福祉介護系までそろっている派遣会社もあります。自分に合った派遣会社を探してみましょう。

派遣社員のメリット・デメリット

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一昔前は「派遣さん」などと呼ばれて、正規社員とは区別されていた派遣社員ですが、今はどうなのでしょうか? メリット・デメリットから考えてみましょう。

派遣社員のメリット

  • 職種や働く場所、勤務時間などを選択できる
  • 時給が高く、スキルによっては時給アップも望める
  • サービス残業がない
  • 契約期間が決まっているので、人間関係が楽
  • 派遣会社と契約している会社は、オフィス環境が良いことが多い
  • 仕事探しや時給交渉の手間が省ける

見れば見るほど、シングルマザーの働き方に適しているように思えますね。
では、デメリットを見てみましょう。

派遣社員のデメリット

  • ボーナスや退職金が出ないことが多い(交通費も出ない場合が多い)
  • 雇用が不安定で、契約終了後の収入が不安
  • 産休や育休が取れない
  • 社会的な信頼が薄い
  • 正社員と区別され、重要な仕事が回ってこない
  • 時給制なので、遅刻や早退をするとその分の給与が減ってしまう

正社員と大きく違うのは、ボーナスや産休がない、というところですね。

派遣社員の実態ってどうなの?

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~ある派遣社員A子さんの場合~

時給1,300円
週5日、9:00~18:00勤務
交通費なし、社会保険料天引き

という条件で働いており、月給は20万円ですが、実際の手取りは16万円程度ということです。ボーナスや交通費が支給されないことを考えれば、あまりいい給料とはいないかもしれませんね。それでも、勤務時間などのメリットから、派遣社員という働き方を選ぶ方も多いようです。

年齢が上がるにつれ、格差が……?

厚生労働省の調査によると、正規雇用労働者と非正規雇用労働者(派遣など)の給与は、年齢が上がるほど格差が生じるそうです。
つまり、派遣では時給が上がりにくいということですね。スキルや結果に応じて給与を上げたい場合は、やはり正社員を狙った方がいいようです。

紹介予定派遣から正社員に!

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正社員を目指すときに考えたいのが、「紹介予定派遣」。派遣期間を終えた後、派遣先の企業との合意が取れれば正社員となれる働き方です。
最初は「派遣社員」として会社で働けるので、職場をじっくりと体験でき、その後に正社員になるかどうかを決めることができます。自分では探せない仕事にも出会うことができるので、就職活動の時間も短縮できます。

大切なのは、自分のあり方

派遣社員のメリット・デメリットを紹介してきましたが、派遣社員だからといって、いい加減な気持ちで仕事をすると、スキルも上がらなければ派遣元、派遣先の両方からいい評価がもらえません。
大切なのは、「自分がどう働きたいか」を明確にすることではないでしょうか?

今の生活をきちんと見直そう!

派遣社員として働くことの、良い点・悪い点を見比べて、自分の生活と照らし合わせてみましょう。
子どもが小さいうちは、時間がキッチリ決まっている派遣社員の働き方が合っていても、将来的には正社員がいいのかもしれません。目先のことだけでなく、長期的に先を見据えて働き方を選んでください。

まとめ

多様化する雇用形態のなかで、働き方の選択の自由も増えてきました。一番大切なのは「自分がどうしたいか」です。明確な目的を持って、雇用形態を選んでくださいね!