シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

離婚後の面会交流について決めておきたいこと

ライター 天守閣ノボル

紙媒体からWEB媒体に活動の場を移し10年目のアナログライター。小学生と保育園児、2人の子をシングル育成中。兄妹仲悪し。

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面会交流させたくない気持ちに折り合いをつけるには?

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浮気した男に子どもを会わせるなんて……

シンママにとって「面会交流」はデリケートな問題のひとつ。円満離婚なら悩むこともありませんが、相手の浮気、DV、モラハラなどなど、複雑な事情が絡んでの離婚なら、「一切の関わりを断ちたい!」という気持ちが高まっても無理はありません。

だけどちょっと待って!

離婚相手への拒否反応から、面会交流の取り決めを怠ると、のちのちトラブルになることもあります。かたくなな拒絶が損害賠償請求に発展したり、子どもをめぐって泥仕合のもめ事になったりすることもあるんです。曖昧なまま別れると、あとで嫌な思いをする可能性が高いと考えてください。

「面会交流」の取り決めは感情の押さえどころ

離婚を控えているときは、相手に対していろいろな感情が渦巻いていると思いますが、ここは冷静になるべきところ。面会交流の妥協ポイントをなんとか模索することが大事です。このことは、あなたにとっても子どもにとっても必ずプラスになりますから、踏みとどまってすっきりしましょうね!

トラブルを避けるために決めておくべき「面会交流のルール」

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子どもは親に会う権利がある

「面会交流権」は、民法で規定された親権のない親の権利。子どもと個人的に会ったり、メールや文通をしたり、電話で話したりして、子どもと接触をもつことが認められています。親の権利だけではなく、子どもの権利としても認められている一面があり、「子どもの人格形成の上で実親に会うことは必要」という考え方から成り立っています。

面会交流のルールで決めておくべきことリスト

  1. 頻度と時間(月に2回、1回あたり2時間など)
  2. 面会場所(屋外、居住圏内など)
  3. 子どもの受け渡し方法(迎えに行く、送ってもらうなど)
  4. 宿泊を許可するか否か
  5. 母親は同席するか否か
  6. 面会を拒否できる場合(子どもが拒んだとき、体調が悪いときなど)

面会交流以外のルールで決めておくべきこと

  1. それぞれの費用負担の範囲
  2. 学校行事や特別行事の参加の可否
  3. 子どもへの連絡方法(母親経由、電話、メールなど)
  4. 金銭や贈り物の受け渡しの可否
  5. 禁止事項(子どもに話してはいけないこと、やってほしくないこと)
  6. 取り決めに違反したらどうするか

いずれも、子どもの反応や成長度に応じて変更できる余地を残しておくと安心。子どもが父親を必要としているならば、面会時間を長くしたり、宿泊を許可したりしてもいいでしょう。

「面会交流のルール」を決めたあとは?

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効力をもたせるなら公正証書に

口約束はトラブルのもと。面会交流のルールは、養育費などの取り決めと同様、書面に残しておく必要があります。ズルズルと面会時間が延びたり、子どもの気を引くために高価なものを買い与えたり……。こんなことがあれば、子どもにも悪影響を及ぼしてしまいます。そういった事態を防ぐためにも、具体的に決めた面会交流のルールを公正証書に残しておきましょう。

当人同士で決まらないときは調停へ

面会交流のルールは当人同士の話し合いで決めるのが基本ですが、離婚でもめているときは互いの主張がぶつかり合って、妥協点が見いだせないことも多いもの。そんなときは家庭裁判所で調停を申し立てることができます。調停では互いの言い分を第三者が公平に判断し、子どもにとって最適と思われる条件が決められます。

まとめ

離婚した相手であっても、子どもの面会交流を通じて良い一面を発見したり、助け合える穏やかな関係性を取り戻したりしたシンママもかなりいます。反対に、母親が離婚相手をいつまでも拒絶していると、子どもも「お父さんに会いたい」とは言い出せなくなってしまいます。どんな人間でも父親は父親。子どもが気兼ねする状況が一番よくないことを心得て、うまく乗り切ってくださいね!