シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

母子家庭の「貧困の連鎖」を断ち切るため、シングルマザーができる3つのこと

ライター ei.t

シングルマザー歴1年の新米シンママです。小学生の姉妹を育てつつ、毎日を楽しむ!がモットー。家族のカタチは変わったけれど、セカンドステージで頑張ってます!

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シングルマザー(母子家庭)では経済的な事情で進学できないがゆえに「就職するときに希望通りの職に就けない」「正社員になれない」「貧困家庭で育った子どもは結局また貧困を招いてしまう」、といった負の連鎖が起きているという話をよく耳にします。でも、果たして本当にそうなのでしょうか? 私たちの生き方によっては、この「貧困の連鎖」を断ち切ることが可能なはず! 子どもの未来を明るくするためにも、私たちができることを考えてみましょう!

「貧困の連鎖」って?

厚生労働省のデータによると、母子家庭の貧困率は5割以上、平均世帯収入は180万程度で、正社員として働いているシンママは全体の半数にも満たないそうです。そして、さらに驚くべきデータも。日本は親が働いている家庭と働いていない家庭での、貧困率の差がほとんどないという結果が出ており、働いても働いても楽にならない暮らしぶりが浮かんできます。実際に掛け持ちでお仕事をされている方も多いですが、あなたは自分の家庭が貧困層だと感じますか?


「経済格差」が生むと言われる「学力格差」

学力向上は赤ちゃんから!?

現代は小学生はおろか、赤ちゃんでさえさまざまな習い事に通える時代。脳の発達に良いと言われる教材や、英才教育を受けられる幼児教室など、教育に関するたくさんの情報であふれています。

余裕がないと教育は難しい……

でも、このような教室に通わせるには、やはり経済的な余裕がないと難しいもの。子どもにはじゅうぶんな教育を受けさせてあげたいのに、それができないのが私たちシンママのつらいところでもあります。
教育がじゅうぶんでないと、最終的に就きたい仕事にも就けないのではないか、将来に影を落としてしまうのではないか、という気持ちになってしまいますよね。

こんなところでも格差?

保育園卒と幼稚園卒では、将来の学力に差が出ているという統計結果が出ているそうです。保育園と幼稚園では教育内容も方針も違うので、このような結果が出たのかもしれませんが、結果だけを見ると、働くママとしては気になるところでもありますよね。


本当に貧困は連鎖するの?

ここまでを見てみると、貧困にはシンママの私たちではどうしてあげられることもできない因果関係があるように感じてしまいます。でも、本当にそうでしょうか? 教育にお金をかけてもらった子どもだけが将来有望だとは限りません。高学歴の大学生でも就職難だという話を耳にしたりしませんか?

それはこんなところが原因なのではないでしょうか。

  • 勉強だけをしてきたため、コミュニケーション能力がない
  • 親の言いなりで生きてきて、自分の目標が何なのかわからない
  • 応用力にとぼしい

子どもの「生きる力」を育てることが大切

シンママに限らず、私たち親が子どもにしてあげられることは、学力を上げて良い大学に行かせ、良い企業に就職させ、お金をたくさんもらえるようにすることではありません。本当の幸せを見い出し、「生きる力」を育てていくことこそが、大切なのではないでしょうか? 大企業に就職したらそれで幸せ、ではないのですから。


私たちにできること、実践したいこと

1.お金持ちの生活も実は清貧

「本当のお金持ちはお金を使わない」と言いますが、使わないのではなく、使い方が賢いのです。あなたも、お金がないのではなく、大事なところで使うために節約している! という気持ちに切り替えましょう。まずは自分が貧困家庭である、という思いを捨ててみませんか?

2.大事なのは努力する力を育てること

例えば、有名な塾に通わせてあげられなかった、大学進学をさせてあげられなかったなど、親として子どもにしてあげられなかったという後悔は、いつまでも忘れることができないかもしれません。でも、少し考え方を変えてみると、有名な塾に通わなくても努力で合格をつかみ取る子どもはたくさんいますし、親が援助しなくても奨学金や新聞配達などの制度を使って進学する子どももたくさんいます。

◯子どもが自然に努力をするように
お金をかけた教育を受けさせてあげることだけが、親のできることではありません。毎日の生活の中で学校に通えること、勉強できる環境があること、そしてこれらが当たり前ではないことに気付き、感謝の気持ちを持って暮らしていれば、子どもは自然と努力をする子に育つのではないでしょうか?

◯親の「感謝の姿勢」を見せる
とはいえ、こういった感謝の心は子どもが簡単に気付けることでもないかもしれません。まずはあなたが背中を見せて、働ける職場があることへの感謝、家族が健康で一緒に暮らせることへの感謝などを口にしてみましょう。そうすることで、子どもの心を育てることにつながるはずです。

3.笑う門には福きたる

あなたがいつも暗い顔でため息をつき、「うちは貧困家庭だから……」というオーラを出していると、子どもも知らず知らずのうちに「貧困は悪いこと、恥ずかしいこと、自分の力ではどうしようもないこと」というネガティブな考え方しかできなくなってしまいます。「貧乏で何が悪い! お金をかけなくても、毎日は楽しいことでいっぱいだよ!」そんな風に笑い飛ばしてくれるママと一緒にいる方が、何だか幸せになれそうな気がしませんか?

◯生きるためのアイデアが子どもの創意工夫を育てる
貧困家庭であればあるほど、生活を乗り切るためのアイデアがたくさん必要となりますが、子どもと一緒に考えてみるのもいい方法かもしれません。この経験が子どもの想像力を育ててくれるでしょうし、将来壁にぶつかったときに乗り越える力や生きる力も育ててくれるのではないか……、と言ったら大げさでしょうか?


「貧困の連鎖」は、きっと乗り越えられる

「貧困の連鎖」とは、言いかえれば「ネガティブ思想の連鎖」ではないでしょうか? どんな家庭に育ったとしても、それを笑い話のネタにできるくらいたくましさのある人間は、貧困を不幸とも思わないでしょうし、いずれ乗り越えられる強さも持っています。将来、もしも貧困におちいったとしても「貧困家庭に育ったから自分も貧乏なんだ」「親のせいだ」という考え方もしないはずです。


まとめ

将来がどうなるかなんて、貧困家庭で育っていなくてもわからないこと。だからこそ、生き抜く力を育んでいくことが、私たちシンママが子どもにしてあげられる教育なのではないでしょうか? 子どものためにも、笑顔で明るく、どんな人生も笑い飛ばせるくらいの強さを持って、生きていきたいですね♪