シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

離婚してシングルマザーになったら、今と生活はどれだけ変わるの?

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これからシングルマザーになるという方は、やはり生活がどのように変化するのか気になるところも多いかと思います。「今までのようにはいかない」とは分かっていても、具体的にはイメージしにくいもの。今回は、「お金」、「仕事」、「子育て」の3つの要素から、生活がどのように変化するのかをご紹介します。


<お金編>生活費も雑費も、すべて自分一人で支えなければならない

共働き夫婦でも専業主婦でも、「自分一人で家計を支えなければ……」と焦ることはほとんどないと思います。誰か一人でもしっかりと働ける環境であれば、さほどやりくりには困らないでしょう。ですが、シングルマザーになれば、自分の支出だけでなく、お子さまの出費や生活に関わる出費、すべてを自分一人の力で支えなければならなくなるのです。

当面は、ゆとりがなくなると考えて

例えば、共働き夫婦の場合、パパのお給料を生活費のメインにして、自分の収入はレジャーや貯蓄に回すといった方法をとることもできますが、シングルマザーになると、生活費だけでなく、レジャーや貯蓄の費用も自分の収入にかかってきます。一度、今までの金銭感覚をリセットして、ゼロから考えるようにしましょう。

見逃しがちな、お子さまの「急な出費」もママのお財布から

「衣食住に関わるものは、すべて自分で出すことになる」。ここまでは、頭にある方も多いでしょう。でも現実は、予想していなかったところでお金が出て行ってしまうことがあるのです。その代表が、お子さまの「急な出費」。お子さまについての支出は、いつどこでどれだけ必要になるか予測がつきません。

お子さまの支出は、大人一人分で考えておきましょう

幼稚園、小学校と学年が上がると、紙おむつやミルクなどの細やかな出費はなくなりますが、その分、行事や習い事、部活動、お友達づきあいなどでお金が必要になります。高校、大学と進学していけば、学費も上がっていきます。生活面でも、例えば大人なら我慢するような微熱でも、お医者さまにかかる必要がある場合も。また、体も少しずつ成長していきますから、大人のように何年も同じ服を着回すのは難しいもの。このあたりは見逃しがちなので、注意しておきましょう。


<仕事編>仕事はすぐに決まると思わない方が良いです

ママが働きやすい社会にはまだまだほど遠い

現在、働いていない場合、悠々自適に暮らせるだけの慰謝料や養育費が手に入らない限りは、明日からでも仕事探しに出なければならないと焦ってください。想像している以上に、就職は簡単にはいかないもの。今は、独身の方でも正社員での就職は厳しい時代です。なかには面接の段階で「子どもがいます」と言うだけで、採用を見合わせるところもあると聞きます。

まずは派遣社員としてのスタートがおすすめ

「今すぐお金が必要!」と思うと比較的ハードルが低いパートやアルバイトのような、短時間の仕事に目がいきがちですが、まずは派遣会社に登録して、派遣社員として仕事をしていくのはいかがでしょうか。時間を調整してくださるところもありますし、ママの社会復帰をきちんと考えくださるところも増えてきています。

派遣社員なら社会保険や有給休暇も

また、派遣社員は社会保険への加入が決められていますし、有給休暇も取得できます。国民健康保険の自己負担率を考えても、健康保険の加入はありがたいですね。ここが、バイトやパートとの違いです。ただ、2015年に派遣法が改正され、同一事業所、同一組織での派遣労働者の受け入れは3年が上限となりましたので、働きながら「今後どうするか、どうしていきたいか」を考える必要があります。


<子育て編>子育てもすべて一人で背負う

子どものことも、自分一人で決めていく

「離婚前も夫は子育てには非協力的だったから、子育ては全部私がしてきた」という方もいると思います。ですが、心のどこかにはご主人の存在があり、「一人じゃない」という安心感があるもの。シングルマザーになれば、すべて自分で背負っていくことになります。決めるのも行動するのも、自分一人の考えのみ。あなたの判断で、お子さまは進んでいくわけです。

ご両親を含め、助けてくださる方を見つけておきましょう

ご両親が近くに住んでいたり、同居できるのであればそれがベターなのかもしれませんが、遠く離れている場合には、すぐに助けてくれる友達や同僚が近くにいると安心です。「ママのお友達だよ」と言って電話でおしゃべりをしたり、直接会って一緒に遊んでもらったりするなど、積極的に距離を縮めておけると良いですね。

時には周囲の人に頼ることも大切です

自分一人ですべてをするのにも、限界はあります。「全部一人で背負う」と意気込みすぎては、気持ちもどんどん下がってしまいます。お子さまの前で、お母さんの曇った顔はNG。一人ですべて抱え込んでしまわないで、助けてもらえそうなところはお願いしてしまいましょう。もちろん、仕事や家計は助けてなんてお願いできないものですが、少しだけお子さまの面倒を見てもらうことなら、手を携えてもらうことは可能なはずです。


まとめ

シングルマザーになることを考えると、独身時代の生活をイメージしがちですが、そのころと同じ状況ではないのです。あなたには、可愛いお子さまがいます。ですが、お子さまといっても一人の人間として見ることを忘れないでほしいと思います。
今回ご紹介した以外にも、たくさんの難関が待っているかもしれません。ですが、悲しくつらいだけでなく、子どもの成長の喜びや楽しみだってあるのです。どうか、すべてを一人で抱え込まずに前へ進んでください。時にはお子さまの手を借りることも、ひとつの方法ですよ。




ライター:エルくまrich
シングルマザー歴18年。23歳の女の子のママ。インテリアデコレーターとしてレッスン・セミナーをこなし、ライターとしても活動中。シングルマザー予備軍の良き相談者でもあります。