シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザー(母子家庭)も貯金ができる!|お金のプロが教える貯金・節約術1

ライター 加藤葉子

女性とシングルマザーのお金の専門家として、全国の女性よりお金の相談を受けているファイナンシャルプランナー。行政主催のマネー講座や女性ファイナンシャルプランナーの養成などでも活動中。シングルマザーで一児の母。

はじめまして、女性とシングルマザーのお金の専門家として活動しています加藤葉子です。私自身、お金には無頓着でした。しかし、離婚を経験し、「このままではいけない!」と「子どもとの生活を守るため」にファイナンシャルプランナーの勉強を始め、子どもの教育費を貯めることができました。

現在は全国からのお金の相談を年間300件以上、行政主催のマネー講座など年間50回以上を中心に活動をしています。シングルマザー目線で役立つ情報、知らないとソンする情報をできるだけわかりやすくご紹介させていただきます。どうぞ、よろしくお願いします!

ひとりで子育てと仕事をして生計をたてなければいけない大黒柱のシングルマザー。子どもと生きていくために仕事は大切。でも、子どもにさみしい思いはさせたくないし愛情もたっぷり注いであげながら、自分のためのプチ贅沢も欲しい!

しかし、収入と子育てや自分の時間は反比例してしまいがち。収入は少しでも多く欲しいけど・・・・・・ここにお悩みを抱え、子育てと仕事の狭間で悩みを抱えているシングルマザーも多いと感じています。

でも、大丈夫!ちょっとしたコツで貯金ができるようになります。そのために必要な知識と情報を事例も交えてご紹介させていただきますね。

では早速、貯金ができるシングルマザーの共通点をご紹介させていただきます。


貯金ができるシングルマザーの3つの共通点

貯金ができるシングルマザーには“ある共通点”があります。代表的な共通点を3つご紹介しますね。

1. 具体的に貯める金額を決めている
2. 貯金が貯まる仕組みを作っている
3. すぐ行動するだけでなく、わからないことは確認しながら実践する

です。逆に貯金ができないタイプは

・「貯金ができない」と思い込んでいる
・「貯金ができない」と愚痴を言っている人と一緒にいる

です。いかがですか?

でももし、あなたが貯金できないタイプだったとしても落ち込まないでくださいね。今の貯金は今までの結果、これから先は変えることはできます。

3年で300万、6年で1000万以上貯金を貯めた方もいます。諦めないでくださいね。

では、早速「1.具体的に貯める金額」からご紹介させていただきますね。

まずは、教育費を目標に貯金をする!

ご家庭によってさまざまな目標があると思いますが、その中でも教育費ほど明確に目標の金額を決められるものはないのではないでしょうか。
子どもが生まれた時から、目的と必要な時期はすでに決まっているのです。では、教育費はいったいいくらかかるのでしょう。

この「進路別教育費」の金額は、文部科学省が小学校~大学まで全国調査した教育費の平均を元に、筆者が計算したものです。

小・中・高までは学校に払うお金と塾代も含まれている金額です。大学は学校に払うお金となります。

全国の平均ですので、就学援助が活用できる、塾はあまり行かない場合は、教育費はもっと少なくなります。逆に、大学進学を考えている場合は、中3や高3での塾代が平均より多くかかる可能性があります。

ここで、さらに

「大学に下宿したら?」「留学したいと言い出したら?」と考え込んでしまうと「貯金の目標」はなかなか決めることができません。シンプルに平均額を目標に決めてみましょう

どうしても、下宿や留学も気になる場合は5回目に「もらえるお金“給付型奨学金”」についても紹介させていただきます。是非参考になさってくださいね。

ここまでで、子どもの教育費のイメージはできましたでしょうか。思った以上に大きな金額だと驚いてしまうかもしれません。

しかし、今まで貯めている貯金や学資保険があればその分は貯金ができています。すべて貯金しなくてもOK。残りの金額を目標にすればいいのです。


今できている貯金や保険を確認する

もう少し具体的に「貯金額の目標」についてご紹介させていただきますね。例えば、子どもが大学進学までの学費が約705万必要だとします。

そこで
・通帳に45万
・学資保険などの保険の積立を今までに60万
していたとします。

そうすると
合計金額(705万)―既に貯金(105万)=貯金目標(600万)
となります。

もし、このくらいなら大丈夫かな?と思えたなら「子どもが私立高校に行ったら?」「私立大学に行ったら?」と目標金額を上げてみてくださいね。


私の夢のための貯金額も

子どものための貯金だけでなく、私のための貯金もしたいですね。

例えば
・旅行のために20万貯める
・起業資金として10万貯める など
お楽しみ感覚でなさってくださいね。

ポイントは、できる・できないに関わらず、目標設定を「今」することです!この目標金額を決めることが、後々「貯金ができる仕組み」に影響してきますよ。

貯金の貯め時を知る!

さて、ここで「いつまでに」も大切です。この「教育費の平均」は、先ほどご紹介させていただいた文部科学省の教育費調査結果をグラフにしたものです。

公立と私立では大きく変わることがわかります。できれば、国公立に行ってほしいところですが、高校・大学は私立に進学になる可能性もあります。

更には、子どもが中学3年生から塾代がかかってきますし、食費や通信費などもかかってきます。子どもの成長は待ったなし。だからこそ「今すぐ始める」ことが大切です


貯金0、養育費なしから貯金ができる家計に

ある方の家計をご紹介します。子どもと2人暮らし、貯金0、パートで月12万、養育費が滞納してしまったシングルマザーです。

「離婚するまでも貯金ができたことがない。お金の使い方が下手なのです。」という切実なお悩みを抱えていました。

左が、貯金ができない「今のまま」で生活した場合です。子どもの教育費が子どもの成長と共に上がっていくので、大赤字家計になります。

しかし1年後には右のグラフのように貯金ができる家計に変わりました。赤の線が貯金の部分です。「貯金ができる仕組み」が成功したのです。高校卒業までの教育費のみならず、大学卒業の資金も十分確保できる家計になりました。後は、老後の資金が少し心もとないので、さらに貯金を増やす方法を実践しています。

この方の感想です。

「『1年間に100万円を貯めることが目標』が母子家庭の私にでも難しくないということも分かりました。今から計画的に貯金出来ると思ったら、将来の不安が希望に変わりました!」

貯金ができないタイプの方でしたが、1年で家計も気持ちも充実されました。


3年で300万、6年で1000万以上貯金ができる

この家計は一例です。3年で300万、6年で1000万以上貯金ができるようになったシングルマザーもいます。

私は昔まさしく「貯金ができないタイプ」でした。独身時代は、ザル家計。それでも、離婚後3年で教育費を貯めることができました。そして、その時に一番はじめに行動したのが、この「貯金目標を決める」だったのです。

なので、この貯金目標シートも活用しながら目標を決めてみてくださいね。

貯金をするためにできることは色々ありますが、貯金を増やすには大きく4つのポイントがあります。
その4つはとは

1. 支出を減らす
2. 収入を増やす
3. 利率のいいところに貯金をシフトする
4. もらう

です。逆に貯金を増やす方法はこの4つしかないのですね。

次回からは、これらの「貯金を増やす方法」と「貯金を貯める仕組み」を具体的にご紹介していきます。

2回目: シングルマザーの支出を減らす節約テクニック!
3回目: シングルマザーの働き方別 効果的に収入を増やす方法
4回目: 利率のいいところにシフト!効率よく貯金を増やす方法
5回目: 給付型奨学金に注目!もらえるお金を徹底解説

シングルマザーならではの貯金の増やし方をご紹介させていただきます。お楽しみになさってくださいね。

◆今日の貯金が増えるワーク◆
いくら貯金するか決めて、紙に書く!具体的な金額を紙に書いたり、人に話すといいですよ。

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