シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

子どもが元夫との面会交流を拒否したとき、どうすればいいの?

ライター cestalavie

本業とは別にライターを始めて1年。現在キュレーションサイトなどで執筆活動中。シングルマザー歴は6年。3人の子どもと、去年仲間入りした猫との生活を楽しんでいます。

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離婚のとき、養育費とともに取り決めされることも多い「子どもとの面会」。これは「面会交流権」といって、離れて暮らす親が文字通り子どもと交流する権利のことです。面会交流権は、子どもの福祉のためにも大切とされています。けれど、もし子どもが元夫との面会を嫌がるようになったら、シンママはどうしたらいいのでしょうか。


面会交流は拒否できるものなの?

そもそも面会交流は、相手に会わせたくないからという理由で断れるものなのでしょうか。

子どもの福祉に反する場合は面会交流を拒否できることもある

次のような場合、面会交流を拒否できるとされています。

  • 相手側が暴力をふるう
  • 子どもへの虐待があった
  • 面会交流を行った後、精神的に不安定になった など

基本的には、子どもの福祉に反する正当な理由がある場合は、面会交流を拒否できるとされています。しかし、元夫のことが嫌いだからとか、仕返しに会わせないなどの主観的な言い分では拒否することはできません。

「子どもが会いたくないと言っている」は拒否理由としては難しい

正当な拒否理由がなく、子どもが会いたくないと言っている場合はどうなのでしょうか。
はっきり言って、拒否理由として通る可能性は低いです。本当に子どものほうから会いたくないと言っていたとしても、「母親が言わせているかも」と思われてしまう可能性もありますし、父親の悪口を吹き込まれている、とも取られかねません。また、拒否は子どもの気まぐれということも考えられるからです。


面会交流を拒否するとどうなるの?

離婚する際、多くの方が面会交流についても取り決めを行うでしょう。もし、軽い気持ちで子どもの言うとおりに面会を拒否した場合、この取り決めに違反したことになってしまいます。特に、調停や審判で決められた面会交流には法的な効力もあるので注意してください。

裁判所からの履行勧告もありうる

無断で面会を拒否した場合、相手が家庭裁判所に訴えて、子どもと面会をさせるように履行勧告が出される可能性があります。書面で履行勧告が届きますが、あくまでも「勧告」のため、無視しても罰されることはありません。しかし、無視し続けると間接強制(面会を拒否するたびに罰金)や損害賠償請求などに発展する可能性も考えられます。

間接強制まで認められるのはまれなケース

いろいろと脅してしまいましたが、実は誰でも間接強制が認められるわけではありません。間接強制が認められるには、「完全に違法性がある」と判断される必要があります。例えば、最初に具体的な面会交流の取り決めをしていたり、明らかに悪質だと思われる拒否に対しては、間接強制が認められます。裏を返せば、それに当てはまらなければ間接強制まではいたらない、ということです。