シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

弁護士が教える離婚に関する法律のこと1 離婚を焦らないために知っておくこと

ライター 押見和彦

2009年弁護士登録。宮城県仙台市で4年3ヵ月間「ひかり法律事務所」で経験を積んだ後、目黒総合法律事務所に移転。現在は主に家庭のトラブルの予防と安全・円満な解決のため離婚案件を多く取り扱い、その他セミナー等の活動をしている。

Photo ohimi kazuhiko

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はじめまして。弁護士の押見和彦と申します。
私は、2009年に弁護士登録をして宮城県仙台市にある「ひかり法律事務所」に所属して今も尊敬している師匠のもとで、色々なケースについて経験させていただきました。弁護士2年目に東日本大震災を経験。そして約4年間、師匠である亀田紳一郎先生、佐藤美砂先生にご指導いただいて、お二人のお許しを得て2014年4月より東京弁護士会に登録替え。現在は、「目黒総合法律事務所」で弁護士活動をしています。

少し硬い挨拶となりましたが、私自身は家庭のトラブルの予防や解消に一番力を入れています。「家庭」という小さな社会が平穏であることが何よりも大切という想いを持っています。「家庭」を脅かしているトラブルや不安を、法律という部分から取り除けるように、自分の専門知識や経験を活かしたいという気持ちで毎日の業務を行っています。
「法律」と聞くとどうしても小難しく感じてしまいますし、「弁護士」と聞くと敷居が高いイメージが強いので、少しでも分かりやすく法律のことをお伝えできるように頑張りますので、役立てていただけたら嬉しいです。

まずは、「家庭」のトラブルで法律が出てくる代表例の離婚に関係する法律のことをこれからからお伝えしていこうと思います。離婚に関係する情報は、市販の本だったり、WEBサイトだったりと、本当にたくさんありますので、これから私が紹介していく情報も同じように参考にしていただければと思います。目次というほどではないですが、私から紹介する予定のお話は……、

の5つです。ただ、一度に全部お話しようと思うと長くなってしまいますので、今回は「離婚を焦らないために知っておくこと」についてお伝えしようと思います。

離婚を焦らないために知っておくこと

「いきなり、相手から『離婚しよう』と言われてしまった」
「最近、ケンカが増えてきて、『もうお別れするしかないかも・・・』と悩んでいる」
「相手の浮気が発覚した」

色々な事情から離婚を悩まれる方がいらっしゃいますが、とにかく一度は冷静に落ち着く時間を取りましょう(注:ただし、身の危険を感じる場合は,絶対に我慢しすぎないでください)。離婚に際して悩むことのできる時間はきちんとありますから、焦って判断して後悔しないための事前準備は何よりも大切です。

まず、離婚の方法を確認しましょう。日本の法律で離婚をする方法は基本的には3種類しかありません。

  1. 離婚届を役所に出す(協議離婚)
  2. 調停で話し合って離婚することに決める(調停離婚)
  3. 相手を訴えて「離婚する」という判決を取る(裁判離婚)

順番に少し詳しく確認しましょう。