シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーの就職・転職活動 応募編 ~志望動機の書き方~

ライター 山木三千代

キャリアカウンセラーとして年間1,000人以上のシングルマザーの就職をお手伝いしています。私自身も4人の子育てと仕事を両立させながら収入をあげるため、多くの転職を経験。そのノウハウをお伝えします。

Photo mitiyo yamaki

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志望動機が思いつかない!?

志望動機が思いつかない! 多くの方が、この悩みを抱えていらっしゃいます。
貴女は志望動機をすぐに書けますか? 志望動機の作り方は、ネットなどに様々な方法や表現が載っています。注意事項も色々で、どれが本当なの? と悩んでしまう方も多いようです。
新卒での就職活動の経験のある方は、「その会社でなければいけない理由を見つけて書く」と言われ続けたので、同じように考えようとすると困ってしまうと聞きます。
また、その仕事を選んだ理由は条件的に都合がいいから……、というケースがシングルマザーの場合は多いと思います。

もちろん、その企業でその仕事がしたい! という、強い希望や意欲があれば、そのことを熱く語ってください。
ただ、それが見つからない、考えつかない場合はどうすればいいでしょうか?
その時は、自分の強みを探しましょう! 志望動機作成のキーワードは「マッチング」です。マッチングとは言葉通り「合っていること」。自分の強みと企業が求めているものが、どれくらいマッチングしているかを考えて言葉にしてみましょう。

自分の強みの探し方

多くのシングルマザーは「私には強みなんかありません」とおっしゃいます。もっと自信を持って欲しいな……、といつも感じます。

ちょっとした方法で「強み」は見つけられるので、試してください。
今までの中で、一番楽しかった仕事は何でしたか? 当時の一日を時系列で振り返りながら、大きめの紙を用意して、書き出していきましょう。
「朝、職場についたらお掃除して、机拭いて、課長にお茶入れて」など、できるだけリアルに思い出すのがポイントです。どの時間帯にどのような作業をしていたかを、細かく箇条書きにしてみてください。できるだけ多く書きましょう。これを「職務の棚卸」と言います。棚卸をしっかり行っておくと、面接対策にもなります。面倒ですが、頑張ってみてください。

もうひとつ、棚卸しを丁寧にやっていただきたい理由があります。
それは「自信を持って欲しいから」です。今まで、一生懸命に仕事に励んでこられた方でも、自分の強みを忘れてしまっているのです。それを一つ一つ丁寧に確認して、ご自分の中に眠っている素晴らしい能力に気付いてください。
自信のなさから新しい資格取得を目指したり、今までと同じような仕事しか選べないと考えがちですが、これまでに身につけた能力で十分なはずですよ。

棚卸をすると、多くの仕事をこなしていたことに気付いていただけると思います。その中で、好きだったり得意だった業務はありますか? また、頑張って克服した課題はありますか? それが、あなたの「強み」になります。
好きな仕事には他の人より一生懸命に取り組んでいたことでしょう。得意分野では周りの人を助けるとともに、褒められたとも思います。そして、努力してできるようになった時、達成感を感じたことと思います。
この経験は、貴女にとって素晴らしい財産です。必ず新しい仕事にも活かせるはずです。応募する職種をしっかりと研究して、役立てそうな部分を探してみましょう。

例えば、「以前○○の業務に就いていた際、◎◎の経験があり、△△のスキルには自信があります。このことから、貴社の□□の業務に役立てると思い志望しました」というイメージで考えられてはどうでしょうか。
その方がより具体的な志望動機になり、採用担当者にも伝わりやすくなります。