シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

国民年金保険料の免除制度をご存じですか?未納との違いは?

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

Photo yukiko oikawa

Pension main

国民年金保険料の免除制度とは

雇用条件により、国民年金保険に加入しているシンママも多いと思います。筆者も個人事業主なので国民年金保険です。

国民年金保険は自分で納付しなくてはなりませんが、専業主婦からの突然の離婚や、精神的ショック、子どもの託児問題などから、十分な収入を得ることが厳しいケースもあり、毎月1万円以上の国民年金保険料の納付が大きな負担となっているシンママもいるのではないでしょうか? もしかしたら、年金を未納にしてしまっている方もいるかもしれません。

国民年金保険料の納付には「免除」と「猶予」の制度があることをご存知ですか? この制度を利用すれば、現在の支払いが免除されて、なおかつ年金も支給してもらうことができます。障害基礎年金や遺族年金の受給資格も確保できるのです!

正規の手続きをしないで年金を払わないでいると、再就職や再婚した時に未払金を全て清算しなくてはならなくなったり、将来年金を受け取る権利がなくなってしまう場合もあります。未納にしている方がいたとしたら、是非、今回の記事を参考になさって下さい。

免除と猶予

国民年金保険料の支払いには免除制度と猶予制度があります。

免除制度(減免制度)
世帯主の前年所得が一定以下の場合や失業等の理由がある場合、申請により保険料の納付が全額または一部免除となります。

猶予制度
50歳未満で前年所得一定額以下の場合は納付の猶予も選べます。例えば「今は失業中だけど、仕事が決まれば猶予分も払える」「老後は満額もらいたい」というシンママは猶予を選ぶこともできます。

この免除と猶予の制度の仕組みを合わせて「国民年金保険料の免除制度」と言います。
利点を簡単にまとめると、下記になります。

  • 全額免除・1/4、1/2、3/4納付、猶予がある(所得基準により決まる)
  • 満額ではないが、納付額に応じて将来老齢年金を受け取ることができる
  • ケガや病気で障害や死亡となった場合は障害年金や遺族年金を受け取ることができる
  • この制度の申請をしても、ひとり親支援や国民健康保険証等は普通に利用できる
  • 再婚や就職で支払が可能になった場合は正規の値段の支払いを再開する(減免期間中の分の支払いは請求されない)
  • 10年以内であれば、生活に余裕が出来た時に追納することで老後の支給を満額支給に近づけることができる