シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーの就職・転職活動 最終関門 ~ 面接 ~

ライター 山木三千代

キャリアカウンセラーとして年間1,000人以上のシングルマザーの就職をお手伝いしています。私自身も4人の子育てと仕事を両立させながら収入をあげるため、多くの転職を経験。そのノウハウをお伝えします。

Photo mitiyo yamaki

Interview main

いよいよ最終関門の面接

「面接は得意」という方はあまりいないと思います。「面接イヤだな~」と思ってるのは、貴女だけではありませんから安心してくださいね。採用試験に受かったシングルマザーは、難関の面接をどのように切り抜けたでしょうか? 今回は、その実例と極意をお伝えしましょう。

面接が苦手な理由は?

面接が苦手な理由は、「緊張して思ったことが上手く話せないから」ではないでしょうか? 他に理由が見つからないくらい、ここに全てが凝縮されますよね。
ここで、質問します。理想の面接が「緊張せず普段の自分のままで、思ったことをきちんと伝えて良い印象を残すこと」だと思っていませんか?

意外とそうではないことが多くあります。もちろん、そのように対応できれば、自分の満足感や達成感は上がります。ただし、企業側にとっては必ずしも100点の面接にはなりません!
面接は、お互いの条件をすり合わせ、相互に理解しようと歩み寄り、話し合う場所です。間違っても、「選ばれるためだけの場所」だと思わないで欲しいのです。そう思っている限り、面接の苦手意識は消えないと思います。

  • 緊張してもいい
  • 上手く話せなくてもいい
  • いつもの自分が出せなくてもいい

そう思ってみませんか? 面接は会社の担当者と話をする場所です。もっとリラックスして、気持ちを大きく持ってみてくださいね。

面接で伝えることは?

  • 面接で子どものことをどう伝えたらいいですか?
  • シングルマザーであることは隠しておいた方がいいですか?
  • 離婚予定であることを伝えた方がいいですか?

面接で話す内容について多くのご相談をいただきます。皆さん、とても不安なのでしょうね。
「面接で伝えていけないことは基本的にありません」ということを覚えておいて欲しいと思います。仕事をするにあたって、必要なことは全て告げていただきたいと思います。
繰り返しになりますが、面接は選ぶ場でも選ばれる場でもなく、お互いを知り条件や希望をしっかり確認しあう場所です。

その視点で考えていただくと、何を知って欲しいか、何を伝えておいた方がいいのかが浮かんでくるのではないでしょうか? どちらかと言うと、伝えるか伝えないかではなく、どのように伝えるか? が重要になります。

子どものことの伝え方

お子さんが小さい内は様々な制限があり、できないこともあると思います。それを「できません」と言い切ってしまうのではなく、代替案や譲歩案を伝えることで、企業側も一緒に考えてくれることもあるのです。

例えば、「お子さんが熱を出したらどうしますか?」と質問された時。
「休みます!」だけではなく……、「そういう時は休むことになるとは思うのですが、病児保育やファミリーサポートなどに登録はしてあるので、できるだけ休まなくて済む方法を考えたいと思っています」と育児と両立できるように工夫していることを伝えることもできます。また、「子どもの病気では休むことになるかもしれないのですが、私自身は体調管理をして絶対病気をしないよう努力します」などの返答もポジティブな印象になりますね。

面接での質問は、働いてもらうために必要だからお聞きしているのです。質問されたことをネガティブに捉えず、どうすればその問題を一緒に解決できるか? を考えてみましょう。
貴女にとって大切な存在であることが分かっているからこそ、お子さんのことも聞くのです。それに対し「やっぱり子どもがいることがネックになるのね」などと思わないで欲しいのです。
もちろん、会社側としての希望や要望も当然あります。そこが合うか合わないか? だけの話なのです。

もし、自分と会社側で希望や要望が折り合わないのであれば、それはご縁がなかっただけの話です。無理して合わせる必要は全くありません。「他に合う企業があって、そちらで採用される。この会社ではなかったのだ」と思うようにしましょう。