シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シンママ移住計画 その1:情報の集め方は?

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

離婚後に住まいや仕事探しで苦労する方は多いと思います。また、離婚をきっかけに「仕事や子どもに良い環境を探して、新しい土地で第二の人生を始めたい」と考える方もいらっしゃると思います。

しかし、全く知らない土地に住まいや仕事を見つけることは難しいですよね。そこで今回は、移住先情報の探し方をご紹介したいと思います。

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移住イベント・説明会の探し方

移住相談ができる施設

2015年に全国の移住相談窓口として、総務省が開設した「移住・交流情報ガーデン」では、各地方自治体が工夫を凝らしたイベントを企画しています。また、ガーデン内には各自治体のパンフレットが用意されており、移住アドバイザーが常時相談に応じています。

移住・交流情報ガーデン
東京都中央区京橋1-1-6 越前屋ビル1F
開館時間:[平日]11:00~19:00 [土日祝]11:00~18:00 月曜休館
https://www.iju-navi.soumu.go.jp/ijunavi/garden/

WEBサイトから情報収集

総務省が運営するポータルサイト「全国移住ナビ」、各自治体の移住定住情報サイトなど、WEBサイトでも多くの情報が発信されています。
なお、「京都 移住計画」「福岡 移住計画」というように「各都市名+移住計画」のキーワードで調べると、地域ごとの移住に関する情報を検索できます。

全国移住ナビ
充実した検索機能
https://www.iju-navi.soumu.go.jp/ijunavi/

みんなの移住計画
移住を勧めるだけでなく「移住した人、移住しなかった人」と題した講演会なども開催
https://www.facebook.com/iju.keikaku

ニッポン移住・交流ナビ
移住・交流の魅力や田舎暮らしの魅力を発信
https://www.iju-join.jp/

ツアーに参加してみよう

興味のある移住先が見つかったら、説明会や現地見学の体験ツアーに参加してみましょう。参加費無料など多様なツアーが企画されています。ここで、筆者も気になっている移住体験ツアーを一つご紹介します。

伊豆の先端で移住体験ツアー

開催日時:2016年11月26~27日
伊豆の観光地の住環境見学&旅館のお仕事体験。女性が活躍している、旅館業のお仕事(就業)についての説明会も計画。基本的には家族で1部屋を利用できます。

静岡県公式移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡
http://iju.pref.shizuoka.jp/news/28kamotour_e.html

シンママ移住歓迎の町

シングルマザーなど、ひとり親世帯に向けて熱心に移住を呼びかける地方自治体も増えています。

兵庫県神河町

シンママに特化した町。
「シンママ限定」とうたって積極的にシンママの移住支援を行っています。学校や病院住環境を見学する日帰りツアーを開催する他、町内の事業所で雇用の募集や、シンママ交流会、一泊二日の無料の職業訓練など継続的に行い、子育てしやすい環境を自治体が作っていくことを目指しています。シンママが集まることで、シンママの住みやすい町となっていくと良いですね。

福島県川内村

田舎の良いところを感じる町。
「田舎だから、仕事で帰りが遅くなる家があれば子どもを預かるのはお互いさま」という田舎の良いところを体験でき、今年夏のツアーに参加して都会から移住を決めたシンママもいます。

島根県浜田市

仕事と住まいをセットで紹介してくれる町。
市内の介護施設で働くことを条件として「月15万以上の給与、養育支援(月3万)、家賃1/2補助、中古車無償提供、引っ越し代30万補助」などの好条件で移住人を募集しています。シン親歓迎。介護業未経験でも研修費用は事業者が負担してくれます。

兵庫県神河町 シングルマザー移住支援事業
https://www.town.kamikawa.hyogo.jp/forms/info/info.aspx?info_id=39386

福島県川内村
http://www.kawauchimura.jp/

島根県浜田市
http://www.city.hamada.shimane.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html

移住前のチェック事項

移住先で快適に過ごせるように、こちらのチェックもお忘れなく!

住まいの補助・手当は?

勤務先や学校への距離、治安を含め住みやすい環境に住居が確保できるかは重要です。
移住斡旋では

  • 住居付
  • 公共住宅を紹介
  • 住まいは自分で探すが、賃料の何割かを自治体が負担

など、様々な支援を受けられる場合があります。「移住後何年間、どのような援助が受けられるのか」をきちんと確認しましょう。

仕事は?

農業や介護職の募集が多いのは事実ですが、様々な産業への就労サポートや起業サポートに力を入れている自治体もあります。

介護
未経験から可、研修自己負担無しなど、移住者への優遇がある場合があります。

農業
使われていない農地を活用して就農。

地元企業系
多くの自治体で積極的に地元企業を紹介しています。移住転職に理解のある企業だと働きやすいですよね。
これまでのキャリアを活かして働きたいという方は、「移住転職に対してどのような地元企業が募集をしているか、自治体がどのような企業に斡旋してくれるのか」も調べておきましょう。

カフェなど飲食店
特にお寺や神社はオリンピックに向けて外国人観光客が増えることが見込まれます。そのため、寺社周辺でのカフェ等の飲食店を開業する場合、自治体から助成金が出るケースもあります。移住後に自営を希望する場合は、助成金についてもリサーチしましょう。

旅館、観光業
旅館の中居さん以外にも、ビジネスホテルやドミトリー、Airbnbの仕事もあります。また、観光地では夕方閉館になる施設が多いので、神社やお寺、美術館などのチケット窓口や観光客対応の仕事はお子さんが小さい方にはお勧めの職場です。

その他、移住者向けにパソコン講習などを無料で行っている自治体もありますが、職業訓練を受けたとしても、知らない土地で自力での就職活動は困難です。移住先でどんな仕事に就けそうか、先に内定を貰うことは可能なのか等も確かめましょう。

こどもの預け先は?

シンママ移住を応援している自治体は、高い確率で子どもの預け先の斡旋もしていますが、施設の見学、空き状況、利用料金などは個人的にもきちんとチェックしましょう。

シンママ支援は?

ひとり親支援を利用している方も多いと思いますが、支援内容は自治体によって異なります。移住先を絞り込めたら、管轄の自治体の支援内容も確認しましょう。
「どのような支援がありますか?」と聞いてしまうと明確な答えを得られないケースが多いので、今実際に受けている支援のリストを作成し、「同じ支援があるか、それに代わる支援は受けられるか」など具体的に質問しましょう。

まとめ

移住支援は過疎化に悩む自治体の企画が多いことは否めません。しかし、シンママにとって「仕事や住まいは融通するから、是非住んで子育てして欲しい」と、求められている場所があるのって素敵なことではないでしょうか? 現在の環境を変えてみたいと思っている方は、移住もポジティブに検討してみてはいかがでしょうか?