シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーの就職・転職活動 番外編 ~ 職場の人間関係 ~

ライター 山木三千代

キャリアカウンセラーとして年間1,000人以上のシングルマザーの就職をお手伝いしています。私自身も4人の子育てと仕事を両立させながら収入をあげるため、多くの転職を経験。そのノウハウをお伝えします。

Photo mitiyo yamaki

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仕事を辞めたいと思ったときに考えて欲しいことを、前回は「退職理由」ごとにお話しました。その中で、一番大きく難しい問題である「人間関係」について改めてお話したいと思います。

前回も述べたように、セクハラ・パワハラ・いじめなどが起きている状況であれば、すぐに退職しましょう。誰も貴女の心と体を守ってはくれませんし、お子さんのためにも自分で自分を守る必要があります。「私が頑張らなきゃ」と思う気持ちはよく分かりますが、体を壊すようなことがあっては絶対にいけません。

シングルマザーは人間関係に問題を起こしやすいの?

「何となく人間関係がうまくいってない」「会社に居づらい」「このままの状態ではよくない気がする」というように、明確な原因は分からないけれど漠然としたとした不満を抱えている、という方に今回の記事をお送りします。

どのような職場でも、人間関係の問題は少なからずあると思います。
「二人以上集まると人間関係の問題が生まれる」と言われていますよね。今話題のアドラー心理学でも「人間の悩みは対人関係から生まれる!」と考えているようです。

「毎回、職場の人間関係が原因で退職することになってしまいます」というご相談をシングルマザーの方から多く受けます。シングルマザーは職場の人間関係に問題を生じやすいのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。シングルマザーに限らず「ある力」が低い場合に起こりやすい問題なのです。

自己肯定感とは?

その力とは「自己肯定感」です。自分自身を認めて、ありのままの自分を受け入れ、自分の存在が重要なものであることを感じる力を「自己肯定感」と呼びます。

シングルマザーになった経緯は人それぞれですが、離婚や死別、未婚に関わらず、自分一人で子どもを育てていくと、様々な障害にぶつかります。他人からの批判、肉親の無理解、そして何より子どもの父親であるパートナーとの別れ……、このような困難を乗り越える中で、少しずつ疲弊して自分の力を疑うようになってしまいます。自分も他人も信じられなくなったり、未来の夢を思い描くことすら封印してしまうのです。

それでも、日々の生活は待ってくれません。子どもや生活を優先し、自分のことは後回しになります。自己肯定感はますます低くなり、自己否定したり自分を大切にできなくなっていきます。

不思議なことですが、自分を大切にしていない人は、他人からも大切に扱われなくなってしまいます。そして、それが人間関係を悪くする種になります。

本来の貴女を取り戻し、「自己肯定感」をアップさせましょう。新しい仕事探しは、その後で始めても遅くありません。少しだけ自分を見つめ直して考える時間を作りましょう。