シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

【申込受付中】小学生も対象!給付型奨学金情報 ~シングルマザー要チェック ~

ライター 井上美鈴

女性とシングルマザーのお金のお悩みを解決するファイナンシャル・プランナー。公的機関や住宅展示場などでマネー講座を開催している。大学生の子どもを持つシングルマザー。

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最近、給付型奨学金が話題になっていますね。返済義務がない給付型奨学金は家計に余裕がないシングルマザー(母子家庭)にとって救世主のような存在です。

「興味はあるけれど……、我が家の子は小さいからまだ関係ないわ」そんな風に思っていませんか? そんなことはありません! 小学校、中学校から申請できる奨学金も実は色々あります。

今回、現在申込受付中の給付型奨学金をご紹介したいと思います。対象は「母子家庭の小学生から大学生までの子ども」です。

最大30~70万円! 明光教育研究所奨学金

明光教育研究所は「意欲が高くても経済的理由で学習機会に恵まれない児童、生徒及び学生等に対して教育費の援助等を行うこと、また、自立学習教育システムの研究及び開発によって創造力豊かで自立心に富んだ21世紀社会の人材育成に寄与することを目的」としてされた財団です。給付型奨学金は、今回で3回目の募集となります。

公益財団法人明光教育研究所
http://www.meiko-zaidan.jp/

公益財団法人明光教育研究所 奨学金について
http://www.meiko-zaidan.jp/program/list

募集期間

2016年12月1日(木)~2017年1月31日(火)

申込資格

次の4つの条件のうちどれか1つでも当てはまっていること

  • ひとり親家庭の子どもである
  • 里親に養育されている。又は、以前里親に養育されており現在は養育措置が解除され保護者のいない状態で生活している
  • 施設(児童養護施設、自立援助ホーム等)に在籍している。又は、以前施設に在籍しており、現在は施設を出て、保護者のいない状態で生活している
  • 保護者が、病気、怪我、介護等の事情により、就労困難な状況にある

給付金額

小中学生など:最大30万円/1人
高校生など:最大50万円/1人
大学生など:最大70万円/1人

フリースクール校・サポート校などの生徒も対象になりますが、個別対応になるため問合せが必要になります。

奨学金の振込み

年4回(6・9・12・3月)

給付期間

1年間(1年ごとの継続申請が可能)

使用目的

  1. 学校で必要になる費用
    学校の授業料、入学金はもちろん、給食費や制服代、学校指定備品代、受験料、教材購入費、学校でのカリキュラムで定められた海外留学費用なども含む
  2. 塾、予備校、家庭教師、通信教育の費用
    入学金・受講料・各種維持費・講習受講料・模擬試験受講料・教材費
  3. 自学自習用教材費用
    教科書・参考書・問題集等の教材の購入費

※部活動にかかる費用、修学旅行にかかる費用・積立金、通学にかかる費用は対象外です。

申込手続き

提出書類を揃えた後、財団宛に郵送で提出します。

募集要項や申込用紙は財団のWEBサイトからPDF形式でダウンロードできます。WEBサイト・FAX・電話で資料請求の申請をすると、自宅まで郵送してもらうことも可能です。

必要書類を整えて郵送するまでに1週間程度は必要です。提出書類の不足や記入漏れなど不備があると失格となってしまうので、ゆとりを持って準備しましょう。また、個人事情報が多く含まれるので簡易書留を利用すると安心です。

提出書類

記入が必要なもの

  • 申込書
  • 奨学金の使用目的
  • 1か月分の生活費申告書
  • 受給希望者(お子さん)の作文
  • 口座届
  • 推薦書
  • 誓約書

取り寄せる必要があるもの

  • 成績を証明する資料
  • 金額の根拠となる資料
  • 戸籍
  • 収入を証明する書類
  • 家庭事情に応じた書類

成績証明は、学校の先生に書いていただくようにお願いしましょう。
役所などに取り寄せに行く書類もあるので、仕事をしている方は、土日や17時以降も開庁しているか確認する必要があります。
諸手当の決定通知書を捨ててしまった場合は、役所の担当窓口で「児童手当支払通知書再発行」「児童扶養手当・児童育成手当 受給証明書」の発行(無料)をしてもらえば大丈夫です。

興味がある場合はチャレンジを!

子どもの将来を応援し給付されるありがたい奨学金です。それだけに応募者も多く、過去2回の倍率は約6倍でした。

その一方で、必要書類の量に気後れして応募に尻込みしてしまうご家庭も多いようです。貴重なチャンスです。興味がある場合は応募しましょう!

我が家も給付型奨学金に申し込んだ経験があります。親子で書類作成に取り組むことで多くの発見もありました。

子どもは、進学し勉強する意義を再確認でき、このような制度があることを実体験として学ぶよい機会になったようです。
親は、就学に必要な金額を計算することで家計を見つめ直すとともに、作文を通して子どもの将来への想いを知りました。

採用されることはもちろん重要ですが、不採用だったとしても得るものは大きいと思っています。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

日ごろから情報収集を

奨学金情報も日々変化しています。
その奨学金のことを知っていたら応募していたのに……、と悔やむことになると悲しいですよね。有益な情報を知らないために選択肢を狭めてしまうのは、本当に残念なことだと思います。

必要な情報を確実に得るためには「知っている人に訊く!」ことが最善の方法です。利用できる制度を最大限に活用できるよう、一人で悩まずに、気になることは身近な経験者にどんどん訊いてみましょう!



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