シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーの就職・転職活動 ~ 不採用が続いた時の対応策 ~

ライター 山木三千代

キャリアカウンセラーとして年間1,000人以上のシングルマザーの就職をお手伝いしています。私自身も4人の子育てと仕事を両立させながら収入をあげるため、多くの転職を経験。そのノウハウをお伝えします。

Photo mitiyo yamaki

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就職活動で何より大変なのは、不採用通知をを受け取った時のメンタルケアです。
不採用になってしまった場合も落ち込み過ぎずに、振返りの材料として活用する方法を考えてみましょう。

書類選考が通過しない時の対策

ハローワークやWEBサイトを使って応募する場合、書類選考からというケースが多くなっています。履歴書や職務経歴書を郵送で提出する方法と、WEBサイトのエントリー形式を例に、面接まで進めない二つの大きな原因について対策を考えてみましょう。

応募する仕事、会社の選択

求人募集要項から、どのような人材を求めているのかをしっかりイメージして選択しましょう。年齢・性別などの会社側の選択基準は、募集要項から判断できます。

「未経験可」「先輩が丁寧に教えます」「風通しのいい職場です」などは、若い方を求める時の決まり文句です。

「女性が多い職場です」「若い仲間が待っています」など、条件に合わない方が応募してくることを、遠回しに拒否している文言もあります。

「経験者優遇」「資格所持者歓迎」場合は、優遇とは言っていますが、経験や資格が必要と考えていることがほとんどです。

応募できる求人がなくなってしまう! と不安になった貴女。そういう時は、ハローワークや職業紹介会社のキャリアコンサルタントを頼りにしましょう。

自分の希望やスキル・経験を伝えると、求人動向や状況から「どの程度譲歩する必要があるのか」「貴女のスキルや経験は、どの程度汎用性がありどうすれば活かせるのか」ということを、しっかりとした知識と経験の元にアドバイスしてもらえます。

なお、この理由の場合、気持ちの切り替えも大切になります。年齢や性別、お子さんがいるなどの理由で不採用になった場合は、あまり気にしないで下さい。

不採用になって嬉しい人はいないと思いますが、前向きに捉えましょう。年齢・性別などの選考基準は、会社にとっても従業員にとっても動かしようのないものです。
もし採用されても、そもそも基準が合わないのですから、長く働けない状況が必ず発生します。そうなると、会社にとっても貴女自身にとってもデメリットですよね。「採用されなくてラッキーだった」と思うようにしましょう。

自分自身のスキルや経験がきちんと書面にできていない

経験のある仕事に応募しているのに面接に呼ばれない場合は、この理由が圧倒的に多いようです。未経験の場合も、募集要項を見て「できるかも」と思ったから応募したと思います。それでも面接に呼ばれないのは、相手にきちんと伝わっていないのです。

職務経歴書や自己PRに、企業が求めているスキルや経験を記載できていますか?
職務経歴書を書く際に、しっかりと棚卸をしてくださいとお伝えしましたが、書くべきこととそうでないことの区別がができるようにもなりましょう。

この作業をする時に心がけていただきたいのは「相手目線」です。
自分が書きたいこと・伝えたいことを優先するのではなく、応募先企業が知りたいこと・望んでいるスキルや経験が優先して書いてあるかが重要になります。

事務職の方が過去の経験を整理して、従事した主な業務内容に下記のように記載した場合を考えてみましょう。

  • データ入力
  • ファイリング
  • 電話対応

同じ職種の事務職への応募であれば、特に問題はないと思います。ただ、他の職種に応募する場合はどうでしょうか? 介護や販売など人にサービスを提供する仕事の場合、このままでは伝わらないかもしれません。同じように事務職の仕事として考えられる

  • 顧客対応(電話・対面)
  • 顧客データ管理
  • クレーム対応

と記入した方が、「サービス提供業務もこなせそう」と思ってもらえるのではないでしょうか? これが「相手目線」で考えるということです。

募集職種に近い内容の仕事を過去の職歴の中から探しましょう。そしてそれを、適切な場所に記載するだけで目を引きます。この「相手の求めているもの」も、求人募集要項を読むことで見えてきます。

また、専門用語を使っていないか、ということにも気を配ってください。
応募先企業が募集要項で使用している言葉は、同じような言い回しを使う方が無難です。
「データ入力」と何気なく使っていても、募集要項に「PCによるデータの入力」と記載してあれば、その通りに書き換えましょう。
応募する仕事をイメージしたり、応募先の担当者が何を考えているのか想像しながら「相手目線」で書類を作成してくだい。

不採用になって戻ってきた応募書類が手元にあれば、募集要項と自分の作成した職務経歴書を改めて見比べてください。
採用担当者になったつもりで、書かれていることを読んでみてください。応募先の担当者には、書類だけが唯一与えられた情報です。貴女のことは全く知りません。

自分のことがきちんと伝わっていますか? その仕事を任せたい人材に見えますか? どのように書けばよかったのか、しっかりと見返して次につなげていきましょう。

諦めないで

応募書類を送っても面接に呼ばれないと精神的にダメージを受けると思います。ここでくじけてしまい、就職活動を止めてしまう方も多いようです。

確かに辛いと思いますし、どんどん疲れてきますよね。それでなくても、毎日の生活や仕事をしながら書類を書くことは大変な作業です。

でも、絶対に止めないでくださいね。「私を面接に呼ばないなんて、見る目のない担当者だわ!」と思って、前進しましょう。ゆっくりでいいので、確実に1件ずつ進んで行けば、きっと良いご縁に巡り会います。

たった1社、良いご縁に恵まれればいいのです。素晴らしいご縁に恵まれますことをお祈りしています。



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