シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

死別してシングルマザーに。再婚したら姓や遺族年金、義父母との縁はどうなるの?

ライター 辻寿子

フリーライター歴22年、シンママ歴6年。一卵性双生児の息子は、長男が脳性マヒで車椅子。日本化粧品検定1級、サプリメントアドバイザー取得。結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。

Photo hisako tuji

226032 main

死別してシングルマザーになり再婚するケースでは、離婚の時とは違った問題が起きてきます。意外に知らなくて困ったことになってしまう姓のことや、遺族年金、前夫の両親との縁のことなど、死別の場合の問題についてお伝えします。

死別で起こりうる問題

夫と死別した場合、どのような問題が起こるのでしょうか? その場にならないとわからないことや、後戻りできずに困ってしまうこともあります。また、死別後再婚となった時にトラブルとなってしまうこともあるので留意が必要です。

遺族年金

遺族年金とは、被保険者が亡くなった時に公的年金から遺族に給付される年金です。
自営業などで国民年金だけに加入している場合は国民年金から、会社員などで国民年金と厚生年金に入っている場合は両方から出ます。

支給内容は少し複雑なので、以下に整理します。

  1. 国民年金のみ+18歳以下の子どもあり
    国民年金の遺族基礎年金の支給
  2. 国民年金のみ+18歳以下の子どもなし
    国民年金の寡婦年金または死亡一時金の支給
  3. 国民年金+厚生年金+18歳以下の子どもあり
    国民年金から遺族基礎年金+厚生年金から遺族厚生年金の支給
  4. 国民年金+厚生年金+18歳以下の子どもなし
    厚生年金から遺族厚生年金の支給

シンママは1か3に該当しますが、再婚した場合は妻に対しての遺族基礎年金、遺族厚生年金の両方とも受給資格を失います。もし離婚しても再び支給はされません。

子どもに対しては18歳到達年度の末日まで遺族厚生年金が支払われます。

前夫の両親との縁

意外に知らない人が多く、しかも後々トラブルとなりやすいのが、亡夫の親との姻戚関係です。

夫が亡くなると夫との婚姻関係はなくなるのに、その両親との姻戚関係は続くのです。
自分で姻族関係終了の手続きを役所でしない限り、たとえ再婚しても続く縁だということを覚えておきましょう。

「縁を切るなんて亡夫に悪い」と感じてしまうと思いますが、縁が続いているということは、借金返済や扶養の義務がかかってくる可能性があるということです。

縁を切る手続きには、先方の了承を得ることもいらず、提出の期限もありません。特に再婚する場合は、姻族関係を終了しておいた方がよいでしょう。