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手当にも関連!所得と控除の仕組みを確認しよう

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

そろそろ確定申告の時期ですね。給与所得の方は自分の源泉徴収票をきちんと見ることがないかもしれませんが、シンママの場合は手当にも関わってきます。源泉徴収票を貰ったら、間違いがないかしっかり確認できるようにしておきたいですね。

今回は、給与所得の方を中心に所得と控除の仕組みについてお話します。

所得はどこで確認するの?

給与所得の場合、源泉徴収表の「給与所得控除後の金額」です。

支給額から給与控除のみを引いた金額を一般的に「所得」と呼びます。

給与所得控除とは?
会社員の所得税や住民税を計算するときに、給与収入から差し引くことができる控除分です。給与に応じて金額が変化しますが、最低でも65万円が控除されます。

国税庁 No.1410 給与所得控除
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm

控除とは?

「控除」は所得から引いて所得税の対象外としてよい部分。つまり、所得は同じ100万円だったとしても、人によって使える控除が違うので、支払う所得税も変わります。

給与所得の方は年末調整で控除の申告をしますが、この時に「控除のことはよく分からない」と申告を適当にしてしまうと

  • 所得税を余計に支払うことになる
  • 非課税世帯とならず、受けられるはずの手当が受けられなくなる

という可能性もあります。控除についてしっかり把握しましょう!

シンママに関係する控除

控除の名前 受けられる条件 控除額
基礎控除 全ての納税者 38万円
扶養控除 所得税法上の扶養親族扶がいる 38~58万円
障害者控除 納税者、扶養者が障害者 27万円~
寡婦(寡夫)控除 納税者が寡婦(寡夫) 27万円~
社会保険料控除 社会保険料を支払っている その年支払った金額又は給与や公的年金等から差し引かれた金額の全額
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1130.htm
小規模企業共済等掛金控除 規定する個人型年金加入者の掛金等を支払った その年に支払った掛金の全額
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1135.htm
生命保険料控除 生命保険料を支払っている場合 計算式は国税庁WEBサイトで確認してください
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1140.htm
地震保険料控除 地震保険料を支払っている 最高5万円
住宅借入金等特別控除 住宅用ローンを支払っている 計算式は国税庁WEBサイトで確認してください
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1213.htm

寡婦控除を理解しよう

寡婦控除は2種類あります。下記は、シングルマザー向けに「寡婦」と「特定の寡婦」の条件を示したものです。自分がどちらに該当するか、条件をきちんと確認しておきましょう。

該当 本人 所得 子ども 控除額
寡婦1 シンママ 500万以下 子どもがいない(シンママの場合、子どもを元夫が養っているケース) 27万
寡婦2 シンママ 500万以下 子どもの所得が38万円以上(子どもが働いていてるなど) 27万
特定の寡婦 シンママ 500万以下 子どもが23歳未満で子どもの所得は38万円以下 35万

筆者の場合、本人「シンママ」、所得「500万以下」、子ども「私が養っている、小学生で子どもは所得0円」なので、「特定の寡婦」となり、控除額35万円が適用されます。

給与所得の方で寡婦控除を受ける場合は、年末調整で寡婦控除の申告を忘れないようにしましょう。
また、経理の人が「寡婦」と「特定の寡婦」の金額をうっかり間違える場合もあります。自分でも確認するようにしましょう。

年末調整で申請できない控除は確定申告

「医療費控除」など個人的な事情に基づくものは個々に確定申告をする必要があります。
確定申告の期間は、基本的に毎年2月16日〜3月15日です。

医療費控除とは?
高額な医療費を支払った場合は医療費控除を受けることができますが、年末調整では申請できないので自分で確定申告します。

年末調整の修正

年末調整で申告し忘れた控除があったり、年末調整後に状況が変わった場合は、年明け1月31日までであれば年末調整のやり直しをすることができます。
なお、この期限は会社が修正申告する期限なので、会社に修正を依頼する締切はもう少し早い場合があります。会社によっても異なるので、勤務先に確認をしましょう。
この期日を過ぎてしまった場合は、確定申告で自分で申告し直します。

まとめ

手当の所得計算はまた別計算になるので注意が必要ですが、まずは基本の所得計算法をおさえましょう。また、利用できる控除を把握して申告漏れのないようにしましょう!

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