シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

忙しくても子どもの心のケアを最優先で!

ライター 加藤良子

小学生の一人娘と完全に自分のことを人間だと思っているワンコと気ままな二人+一匹暮らしを楽しんでいるシングルマザーです。将来は日本を飛び出して二人で暖かい所に住むのが夢!シングルマザーならではの喜びや悩みを皆様と共有していきたいと思います

Photo ryoko kato

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離婚後のシングルマザーには経済面での苦労があるので、子どもの心のケアをついつい忘れがちになってしまうと思いますが……、「何よりも大切なのは子どもに対する愛情」ということを再確認してみてください。

母子家庭の子どもは問題を起こす?

いじめや暴力といった問題が起こり、母子家庭の子どもがたまたま関係していると、それがクローズアップされる風潮があります。

シングルマザーからしてみれば納得できない話ですが、そこに原因が「ある」とも「ない」とも言い切れません。
両親が揃っている幸せそうな家庭に育っても問題を起こしたり引きこもりになったりする子どもはいますし、ひとり親家庭でも大多数は素直で真面目に育ちます。

では、何が子どもの精神的な部分に影響するのでしょうか? やはり親からの愛情、特に母性だと思います。

ひとり親だから問題のある子どもになるの?

「シングルマザーは子どもの心のケアを大切に」と言われると、離婚したことを責められているように感じる方もいるでしょうが、必ずしもそうではありません。

  • 仲の良い両親に育てられた子ども
  • 離婚してひとり親家庭で育った子ども
  • 仲が悪く喧嘩ばかりしている両親に育てられた子ども

この3パターンの中で、子どもの精神状態に最もマイナスの影響を与えるのは「仲が悪い両親」です。
だからといって離婚を肯定するのではなく、子どもにはあくまでも「自分たちの幸せを考慮したうえでの最良の決断が離婚だった」ことを伝えましょう。
親が離婚に対して軽い発言をすると、子どもの離婚に対するハードルが下がる傾向があります。子供の将来のためにもそれは避けたいですよね。

私の場合は、離婚したことについて心の中では「ごめんね」と思っていても、口には出さないようにしています。
教育現場では「悪いことをしたら謝りなさい」と指導されているので、頭の構造が単純な子どもは「謝る=悪いこと」と思ってしまいます。「何か悪いことが起こるんじゃないか」「自分が悪いんじゃないか」と考えるようになるのが嫌だったからです。

「寂しい」気持ちは心から消えない

母親からの愛情が不足していると感じる、つまり、一つ屋根の下に生活していても「寂しい」と感じる瞬間が多ければ多いほど、子どもの精神的成長に負の影響を与えると言われています。

シングルマザーは仕事で家を空ける時間が多いので不安になる方もいる思いますが、一緒にいる時間の過ごし方によって子どもが「寂しさ」を感じないようにすることはできます。
言葉にしなくても「あなたのことをいつも気にかけているからね」という思いが伝われば、子どもはそれだけで安心できるのです。

ただ、仕事や家事に追われていつもイライラしているお母さんと一緒にいると子どもは気を使うようになります。
「お母さんは自分を育てるために一人で一生懸命働いてくれているんだからわがままを言ってはいけない」と、いつも良い子でいようと自分一人で抱え込んでしまい心の負担になってしまいます。

また、両親が離婚して離れて暮らすようになり「家族でも離れ離れになる可能性がある」とわかり、「もしかしたら自分一人になってしまうんじゃないか」という不安も感じるようになります。

シングルマザーは疲れることも多いと思いますが、どのような理由であれ親の都合で離婚をしたことには変わりないので、せめて子どもの不安を取り除いてあげるような接し方をしましょう。

とは言え、母子家庭だから寂しい思いをしているとは限りません。
子どもの世話をするのが面倒だからとフルタイムの仕事をして平日はほとんど祖父母の家に預けっぱなしだったリ、父親が休みの日には必ず子どもを預けて友達と出かけてしまったりする母親もいます。そのような場合は、両親揃っていても「もっとお母さんと一緒に遊びたい」と孤独な願いを持っているでしょう。

大切なのは子どもの心を「放置」しないことです。

子どもに寂しい思いをさせないためには?

「心のケア」といっても特別なことをする必要はありません。常に母親としての愛情をもって接していれば大丈夫です。

例えば、学校から帰ってきた時に笑顔で「お帰る」と迎えてあげたり、帰りが遅い時は外で待っていたり、雨が降ってきたら傘を持って迎えに行ってあげたりと、「お母さんはいつも自分のことを思ってくれているんだ」と感じることができれば、必ずその愛は伝わります。

もし、仕事や家事に疲れ果ててしまったら「ママもうダメだ」と子どもに甘えてしまってもいいと思います。頑張り過ぎてストレスを溜めるよりも、子どもの前では少し気を抜いて本当の姿を見せることができれば、それが子どもにとって安心感にもつながるはずですよ。

まとめ

生きていくために必死に働いて時には恋愛も、でもよいと思いますが、忙しい毎日でも常に「子どもが寂しい気持ちになっていないか」と気にかけてあげることができてこそ、デキるシングルマザーと言えるでしょう!