シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーが子どもと旅行に行くのに最適な方法は?

ライター 辻寿子

フリーライター歴22年、シンママ歴6年。一卵性双生児の息子は、長男が脳性マヒで車椅子。日本化粧品検定1級、サプリメントアドバイザー取得。結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。

Photo hisako tuji

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シングルマザーだって子連れで旅行に行きたい! でもお得なファミリーパックは父親のいる家庭が羨ましくなってしまったりして辛いかも。

そんなシンママに、お得な旅行の方法と予約の仕方、子どもと思い出を作る方法をご紹介します。

シンママの子連れ旅行のポイント

母子家庭で旅行に行く余裕なんてない! という人も多いでしょう。一人で子どもを旅先に連れていく不安も大きいですよね。しかし、子どもの記憶に少しでも家族旅行の思い出を残してあげたいと思うのも親心です。シンママが子どもと旅行に行くポイントをあげてみましょう。

価格

一番ポイントになるのは、やはりお金です。何日の旅行でどこに行くかにもよりますが、まずは予算を決めるのが先決。予算によって「どこに」「何泊で」「どうやって」行くかの選択肢が分かれてくるので、この旅行にいくら使えるのかを算出してみましょう。

時期

仕事によっては、この時期にしか休みが取れないなどあるとは思いますが、できる限りシーズンオフを狙いましょう。場所によっては価格が半額近くまで下がることもあり、人も少なくて自由度が上がります。

場所

例えば「東京ディズニーランド」や「ユニバーサルスタジオ」など、行き先として王道ではありますが、子どもが小さい場合は無理して連れていっても覚えていないこともあります。人気があって平日でも数時間並ぶようなアビリティより、親子でゆっくりのんびり、楽しく過ごせる場所を選んだ方が、お互いにいい思い出になって残ります。

目的

シンママこそ、旅の目的を明確にしましょう。それはズバリ「休暇」です。家にいてはできないこと、家事や炊事に追われることなく、上げ膳据え膳でゆっくりできるのが旅行の醍醐味です。子どもととにかく遊んでのんびり過ごすことを旅の目的にすることで、気分もリフレッシュして、旅行から帰った後もまたがんばれますよ。
どこに行くかを優先するよりも、仕事や家事から解放されてゆっくりできることを優先させましょう。

お得な交通手段の利用方法

旅の予算、行き先が決まったら、そこまでどのようにして行くかが問題になってきます。予算にもよりますが、場所によっては飛行機でしか行けない、車でしか行けない、という場合もあるので、目的地を決める時に併せて考慮するといいですね。

飛行機

なんといってもLCCの格安飛行機をおすすめします。各社で色々と細かい規制があり、注意が必要ですが、それさえクリアすれば本当に格安で飛行機に乗ることができます。
また、できる限り早目の予約が安くなるポイントにもなりますので、旅行の日程が決まったらすぐにチェックしましょう。時期によって各社がセールをやっていることもあるので、その時期に旅行の日程を合わせてもいいですね。

とはいえ、心配なのは子どもの体調です。急に熱が出たり、下痢をしたりということも子連れならではだと思います。しかしオプションで「日時や氏名の変更手数料無料」というものがあり、約1,500円程度の追加料金で付けられますので、心配なら予約の時に付けておきましょう。
節約とは矛盾しそうですが、いざという時、まったくの無駄になるより気持ちが楽になります。無理のない計画が大切ですよ!

【LCCの注意点】
LCCは乗り慣れていなくて不安という方に、いくつかの注意点をご紹介しておきます。

  1. オンラインチェックイン
    空港でまずチェックインカウンターに行き、チェックインして荷物を預けたりしますよね。LCCはコスト削減のためカウンターを構えず、オンラインチェックインにしている会社がほとんどです。当日空港でチェックインするなら、長蛇の列が予想されますので、早目に到着するようにしましょう。
  2. 時間厳守
    大手航空会社は、チケットを持っているのにまだ来ていない乗客を待つこともありますが、LCCでは全員揃っていなくても待ってくれません。時間に遅れると搭乗ゲートを閉めてしまうので、時間はキッチリ守りましょう。
  3. 荷物の重さに注意
    航空会社によって荷物の重量制限が細かく指定されています。たった1gのオーバーでも追加料金を請求され、しかももう1枚航空券が買えそうなくらい高いので注意しましょう。荷造りしたら、必ず荷物を持って体重計に乗り、荷物の重さを把握しておきましょう。あとで自分の体重を引くことも忘れずに!
  4. 機内食が有料
    LCCでは、海外へのフライトでも機内食や水もほとんどの場合が有料です。機内への飲食物持ち込みは基本的にできませんが、チェックイン後に搭乗ゲート前の販売店で買ったペットボトルや空弁などは持ち込めます。ただし、やはりここでも通常より割高です。国内線なら空港へ行く前にしっかり食べ、現地に着いてからご当地ものを楽しむのがいいでしょう。

電車

旅行なら特急や新幹線を利用することになると思いますが、これも「早割」などのお得な切符が販売されていますので、各鉄道会社をチェックしてみましょう。
金券ショップが割引率が一番高かったりしますが、発売区間が限られていることもあるので注意が必要です。また、場合によっては正規の自由席と値段が変わらないこともあるため、よく比較してみましょう。
旅行会社では、時期によって特定の区間の格安新幹線チケットを販売していることもあるので、日頃からチェックしておくことも大切です。

場所によっては、車で行く方が楽だったり便利だったりします。車なら、気軽に気になったお店や施設にも立ち寄れますし、自由度が高いのが魅力です。子どもが小さい場合は、荷物が多くなりがちですが、車なら重い荷物を持ち運ばなくてもいいし、子どもが寝ても安心です。

自家用車がない場合は、レンタカーになりますが、格安レンタカーはおすすめしません。なぜなら、車の質があまりよくなく、運転をあまりしない人には向かないからです。また、基本料金は格安でも、カーナビや免責補償は別料金となり、結局は大手レンタカーとあまり変わらない値段になってしまうからです。
キレイな車で、長距離も安心、補償もついているのは大手レンタカーなので、運転によほど自信がない限りは、大手レンタカーで借りる方が無難です。

高速道路の割引は、ずいぶん縮小されましたが、NEXCOでは休日割引や深夜割引などがあるので、30%ほどの割引になります。

格安! バスツアー

上記のどれにも手が出ないなぁと、諦めるのは早いですよ! 日帰りのバスツアーなら、1人1万円かからないものがあります。手軽で、宿泊もしないので荷物も最小限で済み、非日常感も十分に味わえます。格安な分、年に数回行くこともできるし、直前予約でもOKです。観光に加え、食べることが目的のツアーもあるので、親子でツアーを選ぶのも楽しめます。

旅行の準備

では、行き先や手段が決まったところで、実際に旅の準備を行います。お得な情報の探し方や予約の方法も参考にしてみてください。

旅行代理店よりWEBサイトがお得!

旅行代理店に行っても、親子で参加できる格安ツアーがないと思ったことがありませんか? 旅行代理店は団体のツアーがほとんどなので、少人数での旅行を探すのに向いていないのです。
そこで、WEBサイトで「一人旅」を検索しましょう。子どもはオプションで追加します。子どもの年齢や人数にもよりますが、かなり割安で旅行が探せますよ!

予約は差額を比較しよう!

同じ旅館やホテルでも、WEBサイトからの予約か、直接予約かで値段が違う場合があります。WEBサイトはホテルや旅館と提携して、手数料を取っていることがあり、直接予約してもあまり値段が変わらない場合もあります。

また、WEBサイトでは部屋が埋まっていても、直接問い合わせると部屋が空いていることもあります。これは、WEBサイトで押さえている枠があるためです。WEBサイトで部屋が空いてないと諦めないで、直接ホテルや旅館へ問い合わせてみましょう。その時は、料金差額を比較することも忘れずに!

荷物は宅配便で送る

子連れ旅行はどうしても荷物が多くなります。ベビーカーは旅行先で無料レンタルできる場合があるので、よくチェックして、持って行くかどうか決めましょう。途中で歩き疲れて「抱っこ」と言いかねないので、3歳くらいまでならベビーカーを準備した方が無難です。

移動手段が車でない限り、荷物は事前に宅配便で送ってしまうのが得策です。手元に必要なものとそうでないものをよく考えて仕分けし、宿泊先に先に送ってしまいましょう。帰りも買ったものやお土産で荷物が多くなりがちですが、宅配便なら安心です。機内持ち込みで追加料金を支払うくらいなら、よっぽどお得なのでぜひ利用してください。

親子で思い出を作ろう

せっかく旅行に行っても「覚えていないのでは」という心配はつきまといます。子どもが覚えているかどうかが全てではありませんが、思い出は作りたいですよね。そこで、旅行前後に親子でおすすめの思い出作りをご紹介します。

旅行のしおりを作ろう

旅行が決まると、親子で心待ちにしますよね。もっと気分を盛り上げ、記憶にも残り、勉強にもなるのが、事前に作る「旅行のしおり」です。まず、行き先が地図上のどこにあるのか、何が有名でどんな土地なのかを一緒に調べてみましょう。

そして、その土地にある「行きたい場所」をさらに調べます。スケッチブックやノートに、写真を貼ったり絵を描いたりして、調べたことをまとめていきます。この時、実際に見た時の写真やチケット類を貼ったり、感想を書く場所を空けておきます。
事前に調べて知識を入れておくことで、実際にその場に立った時の感動がより大きくなります。1日に多くを見て回るのではなく、余裕を持ったスケジュールを組み、じっくりゆっくり地図を見ながら探したりして回る方が、忘れない記憶となります。

アルバムをまとめよう

旅行から帰ったら、なるべく早目に写真をプリントアウトし、アルバムを作りましょう。親子で一緒にやることが大切です。
写真をコラージュ風にしたり、切り抜いたりしてデコレーションしながら、コメントを書き込んでいくと、より思い出が鮮明に残ってくれます。
「また行きたいね!」と、親子で次の旅行への楽しみを繋いでいくこともできますね! 前述した旅のしおりでも、このアルバムでもいいのですが、航空券や入館チケットなども一緒に貼って保存しておくと、次に行く時にいくらだったかの参考にもなります。

父親がいないことの心のケア

旅行に行くと、どうしてもファミリー向けの施設やレストランに行くことになり、パパがいる家族を目にすることになります。旅行代理店のファミリーパックなどに参加すると、よくあるのが「家族写真を撮るコーナー」で、余計に「パパがいる光景」を見せつけられることもあります。添乗員やガイドさんが「お父さんは?」なんて手違いで声をかけてくることもあるでしょう。

これは日常の生活の場でもよくあることです。多少の寂しい思いはあるでしょうが、日頃からどうしてパパと一緒に暮らせないのか、パパがいなくても自分たちは十分に満足していて幸せなのかをよく話しておくといいですね。決して「言い訳」ではなく、ママが心からそう思っていることが、子どもへ真っ直ぐ伝わる一番の方法です。そして、むやみに気にしないことも大切です。大らかな気持ちでいましょう。

まとめ

シングルマザーだって、親子旅行はできます。日頃遊んであげられない、一緒にいる時間が少ないと感じている分、何にも邪魔されず一緒に過ごすことができますよ! 自分にピッタリの旅行を見つけてくださいね!