シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーの収入事情 より豊かな生活を送る習慣とは?

ライター 加藤良子

小学生の一人娘と完全に自分のことを人間だと思っているワンコと気ままな二人+一匹暮らしを楽しんでいるシングルマザーです。将来は日本を飛び出して二人で暖かい所に住むのが夢!シングルマザーならではの喜びや悩みを皆様と共有していきたいと思います

Photo ryoko kato

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ひとり親家庭の貧困問題がクローズアップされているので、我が家も貧困層なの? と心配している方も多いと思います。
今回はシングルマザーの収入事情について考えてみましょう。節約術もお伝えするので是非参考にしてみてください。

シングルマザーの収入源

まず、主な収入源について確認していきましょう。

給与

シングルマザーは給与所得の方が多いのではないでしょうか?
児童扶養手当との兼ね合いを考えて仕事をセーブしているという人もいるかと思います
また、子どもが小さい場合などは正社員として働くことができないという現実もあり、時給制のパートやアルバイトで収入を得ているケースもあるかと思います。

各種手当

所得制限はありますが毎月支給される「児童扶養手当」「児童手当」の他、「住宅手当」など地域によって異なる手当もあります。
シングルマザーにとって収入が多い方がよいのか? 仕事をセーブして手当を受給しながら生活した方がよいのか? と多くの方が悩むと思います。

養育費

離婚した場合、子どもを育てるための養育費を払ってもらうことになると思いますが、実際は毎月きちんと養育費が支払われるケースの方が少ないようです。
子どもを育てるためにお金は不可欠であり、たとえ相手に憎しみを抱えていたとしても、それは子どもには関係ないことです。
離婚する時は「お金なんかいらないから別れてください!」という気持ちになると思いますが、子どものことを考え、父親としての義務を果たさせるためにも請求した方がよいでしょう。

収入が増えても貯金が増えないのは何故?

子どもがある程度大きくなって留守番ができるようになったら正社員として働くシングルマザーも多くなりますが、収入が増えたところであまり前と変わらないような気がする……。と疑問に感じた人もいるのではないでしょうか?

実はそれには保険料が関係しています。
社会保険料(国民年金・厚生年金)は毎年値上げされています。しかもその額は毎月280円、年間にすれば3,360円も増えていたことになります(平成29年1月現在)。

厚生年金を払っている人の場合、平成29年以降は給料に対して18.3%固定とされますが、2006年時点の14.64%から年々上がってきた結果なので、その分負担となったことに変わりはありません。

ただし、年金の場合は将来支給されない方が困ってしまうので、先行投資だと思って規定通り納付しましょう。損をした気分になるのはグッとこらえて、老後の生活のために滞納しないよう気を付けたいですね。

シングルマザーに必要な収入はどれくらい?

地域や環境によっても必要になる収入に差がありますが、総務省の2016年の統計によると、母子家庭の平均生活費は月191,309円、平均実収入は217,676円となっています。
一般家庭の平均生活費は311,506円、平均実収入は452,098円なので、その差が約14万円もあることになります。

「ひとり親家庭の貧困が子どもの教育にも影響している」というニュースを聞くと、やはり平均収入額くらいは欲しいですよね。

どれくらいの収入が貧困層?

この豊かな国日本に貧困という問題なんてあるの? と疑問に感じる方もいると思いますが、貧困には絶対的貧困と相対的貧困があります。

絶対的貧困とは、生きていくために必要な衣食住が維持できない状態をと言い、発展途上国に見られる飢餓問題や、ストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちが該当します。

これに対し、「所得が国民の平均値より半分以下の人(詳細は下記参照)」を相対的貧困といい、日本では今、ひとり親世帯の相対的貧困率の高さが問題になっています。

相対的貧困
「ある国や地域の大多数よりも貧しい相対的貧困者の全人口に占める比率」→絶対的貧困率 →貧困率
[補説]
OECD(経済協力開発機構)では、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人数の平方根で割って算出)が全人口の中央値の半分未満の世帯員を相対的貧困者としている。
相対的貧困率は、単純な購買力よりも国内の所得格差に注目する指標であるため、日本など比較的豊かな先進国でも高い割合が示される。
平成24年(2012)の日本の貧困線は122万円、相対的貧困率は16.1パーセント(平成25年国民生活基礎調査より)。
[引用元WEBサイト]
https://kotobank.jp/word/%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E7%9A%84%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E7%8E%87-552844#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89

つまり、平成24年時点では年収122万円以下の家庭は貧困層とみなされるということですが、年収122万なら月収は約10万円となります。
様々な事情で働きたくても働けない人もいるとも含まれると思いますが、そのくらいの収入のシングルマザーも多いのではないでしょうか?

今の収入だけで大丈夫?

ひとり親家庭の生活費の平均は約18万円と言われています。年収122万で生活しているシングルマザーの場合、児童扶養手当と児童手当をプラスしても月収は20万以下となり、この金額では毎月貯金ができる余裕はないでしょう。さらに、子どもが18歳になれば各手当や医療費の免除もなくなってしまいます。

実家に頼っている場合も、いつまでも親が元気でいるとは限りません。いずれ親の介護が必要になったり、家の修繕費や固定資産税などを自分で払わなければいけない時がきます。
また、自分が働けなくなった場合の資金も貯めておいた方がよいでしょう。子どものことも考え、今から将来設計を立てておくことも親としての大切な仕事です。