シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

そろそろシングルマザーの再婚をポジティブに考えてみよう!

ライター 加藤良子

小学生の一人娘と完全に自分のことを人間だと思っているワンコと気ままな二人+一匹暮らしを楽しんでいるシングルマザーです。将来は日本を飛び出して二人で暖かい所に住むのが夢!シングルマザーならではの喜びや悩みを皆様と共有していきたいと思います

Photo ryoko kato

226181 main512

シングルマザーの再婚にはまだ偏見があるのが現実です。そのため、いざ再婚となると尻込みしてしまうというシングルマザーの方も多いことでしょう。しかし、世の中には再婚して幸せな人生を送っている方が沢山います。再婚だからといって、ネガティブに考え過ぎる必要はないのです。

シングルマザーが再婚を迷う理由とは?

1.1回失敗しているから

離婚をしたということは結婚生活に何らかの不満や問題があったということです。その原因に関して、相手が変わって解消できるモノではないと感じてしまったシングルマザーは、自分自身に「再び結婚生活を送ることができるのか?」という不安を持ちます。

「再婚してもまた上手くいかないのでは?」「同じ失敗をしてバツ2になるのは勘弁!」と思っている人もいるでしょう。あるいは、潔癖症のために他人と生活するのが苦痛だったり、結婚して子どもと二人の自由気ままな生活を失うことに抵抗があったりする人もいます。

しかし相手が違うのですから、結婚生活が以前と同じものになるとは限りません。つまり、再婚生活が上手くいく可能性も大いにあるという見方もできると思いませんか?それがなかなか難しい……、という意見もあるかもしれませんが、頑なに再婚は無理だと決めつける必要はないでしょう。

2.子どもとの関係

再婚相手と子どもとの関係は非常にデリケートな問題であるため、迷いが出るのは当然です。特に再婚相手による虐待のニュースなどがクローズアップされると、自分自身はもちろん周りの考え方もネガティブにならざるを得ない状況になります。

子育ての苦労を日々感じているシングルマザーであれば、自分と血の繋がっていない子どもを育てるのがより一層大変なことであると容易に想像できるのではないでしょうか? それだけに再婚に踏み切れない人も多くいます。特に相手の男性が初婚の場合、結婚前に子どもとの交流を深め、シングルマザーと結婚する覚悟を決めていたとしても、結婚と同時にいきなり父親になるわけですので、戸惑いがあって当然です。

一方で、再婚相手の子どもに対して、まるで自分の子どものように接することのできる心の広い男性も大勢います。つまり、大切なのは、結婚前の恋愛期間中に、相手の男性と自分の子どもとの関係性を見極めておくことだと言えます。

3.周りの目が気になる

日本でも離婚率が上がりつつありますが、やはり年配の方にとっては再婚を受け入れるのに抵抗があるのは仕方がないことです。親戚やご近所さんはもちろん、中には自分の親にも再婚を反対されて悩んでいるというシングルマザーもいるようです。

しかし一番のネックは相手のご両親ではないでしょうか。相手は初婚なのに自分は2回目……。という事実に対する罪悪感が消えず、つい相手家族への挨拶の足が遠のいてしまうかもしれません。相手の男性は「結婚は当人同士の問題だから!」と言ってくれていたとしても、結婚経験があるからこそ、相手家族との関係性も大切であること理解しています。こればかりは運なので、再婚に理解あるご両親であることを祈るしかないですね。

再婚するためにはまず出会いから!

仕事、家事、育児にと多忙を極める生活の中で再婚をするシングルマザーは、一体どこで素敵な男性と出会っているのでしょう?

1.仕事関係

全く男っ気のない職場は別として、仕事をしていれば多少なりとも男性と接触する機会があるはずです。特にシングルマザーはフルタイムで働いている場合が多いので、毎日顔を合わせるという男性もいるでしょう。

休日は子どもと過ごす時間が大切にしておりなかなかデートに出かけることができないシングルマザーにとって、たとえ職場でも会う機会が多ければ多いほど関係性は深まります。また保険の外交などをしているシングルマザーは営業先での出会いも期待できますし、看護師や医療事務として病院に勤務しているならお医者さんや患者さんとの出会いがあります。

2.元友人・元彼

離婚した後に結婚前からの男友達と急接近するパターンも多いです。仲が良い男友達ならすでにお互いのことは知っているわけですし、離婚したことも、子どもがいることも理解してくれているとなれば気を使わなくてすむので、一緒にいて楽な関係を築けるでしょう。

また元彼にコンタクトを取るというシングルマザーも意外に多いのですが、これはどこかで元彼は「自分のことを支えてくれる存在」だという印象があるのでしょう。もちろん男性は元カノからのコンタクトを嬉しく思うことも多いので、楽しかった頃を思い出して急接近するのに時間はかからないはずです。ただし元彼が既婚者であった場合は安易な連絡は避けるべきでしょう。

3.婚活

今は結婚相談所をはじめ様々な婚活サイトに「再婚専用」枠が設けてあります。離婚率が高まったと同時に再婚率も高まっており、再婚したい同士が出会えば成婚率も高いというメリットもあるからでしょう。
本気で再婚を考えているなら信頼できるサイトや相談所を選ぶ必要があるので、口コミなどをチェックしてから決めることをおすすめします。

また婚活パーティーや街コンに参加するのも再婚相手が見つかる確率が高い方法です。サイトとは違い面と向かって話ができるので、虚偽記載や修正写真に騙される心配もありません。また、会話をすることで相性がわかるのも大きなメリットです。始めから「シングルマザー限定」という条件の婚活パーティーもあるので、参加している男性とニーズが合致するという点では話が早くまとまる可能性が高いと言えます。

4.紹介

気心知れた友人からの紹介であれば信用できますし、シングルマザーであることを知ったうえでのセッティングなので安心です。特にママ友が多い社交的なシングルマザーはその機会が多く、その分選択肢も増えます。また再婚後も家族ぐるみの付き合いができるようになるので、子どもにとっても良い環境で再婚ができるというメリットがあります。

再婚する時に気を付けたいポイント

1.母親としての顔を見せることができる相手か?

シングルマザーとはいえ恋愛中は「女」なので、再婚して急に「母親」の部分が見え始めることで戸惑いを感じる男性もいます。しかし子どもの前では常に「お母さん」であり「女」の部分は封印しています。

いつも女性らしい姿を見てきた男性からすれば少しショックかもしれませんが、それが本来の姿であることには変わりありません。両方の自分を受け入れてくれる相手を見つけるために、ありのままの姿を隠さず、十分なコミュニケーションをとることが重要なポイントです。

2.期待し過ぎない

初めての結婚の場合は、独身の時からの「結婚生活に抱いていた夢」を求めて失敗するパターンが多いですよね。さらに再婚となれば「今度こそ!」と意気込みがちですが、結婚生活というのは相手に頼るだけではなく自分も努力しながらお互いに助け合う必要があるものです。自分の理想を押し付けて、再婚相手に過度な期待をすることのないよう気を付けたいところです。

3.卑屈にならない

「どうせ私なんてバツイチだから……。」とネガティブな気持ちを常に持っていると、アプローチされたこと自体に舞い上がってしまう恐れもあります。しかし、その男性自身をよく見極めずに恋愛に発展し、そのまま再婚をするパターンはおすすめできません。確かに初婚の女性に比べたら男性からアプローチされる機会は少ないかもしれませんが、だからといって結婚相手は誰でも良いという考え方は自分にとっても子どもにとっても良くありませんよね。

また、アプローチしてくれる男性に対して負い目を感じるのもおかしな話です。むしろ「私シングルマザーなので子どものことを最優先に考えます」というスタンスでも好きでいてくれる男性を選ぶという気持ちでいるようにしましょう。

再婚のグッドタイミングって?

シングルマザーの再婚となれば一番気を付けたいのが子どもの心のケアです。相手の男性と子どもの関係性が良好であれば問題ないですが、どの家庭でも上手くいくとは限りませんよね。特に子どもの年齢は再婚のタイミングを左右する大きなポイントになります。

1.おすすめのタイミングは?

まだ物心がついていない幼稚園に行く前の2、3歳の時は比較的純粋な気持ちで他人を受け入れることができると言えます。一緒に遊ぶことで子どもは相手の男性に好意を抱き、相手にもその気持ちが伝わることで子どものことが可愛いという思いが自然と芽生えます。そのタイミングで再婚すれば幼稚園の行事などにも一緒に行けますし、学童期の途中で苗字が変わることもないので安心ですよね。

また逆に高校生ともなれば大人の気持ちがわかるようになるので、親子というよりは友達感覚で再婚相手との距離を縮めることもできます。特に女の子の場合は母親の気持ちを理解してくれやすく、「お母さんを取られる」という感覚も持ちにくいと考えられるので、快く受け入れてくれやすいでしょう。ただ、いくら義理のお父さんとは言え年頃の娘にとっては異性と一つ屋根の下に暮らすことになるので、浴室問題など最低限のマナーについては十分に気を配る必要があるでしょう。

2.要注意のタイミングは?

やはり思春期と言われる時期は男女ともに多感になるので、すんなりと受け入れてくれるパターンは少ないと考えられます。女の子の場合は無邪気に誰とでも仲良くなれる年齢でもありませんし、新しいお父さんを迎えることに抵抗を感じることも多くあるでしょう。

一方で、まだ母親に甘えたい年齢でもあるので、なんだか他の人にお母さんを取られた気分になるという点でも配慮が必要です。男の子の場合は母親と距離を置き始める年頃ですが、実は自分だけのお母さんで無くなってしまうことがショックで反抗心が強くなる場合もあります。

これらの問題は親が言って聞かせることで解決するものではありません。子どもが自分自身で納得し、打ち解けるまで待つしかないと言えます。子どもが再婚に反対したからといって辛く当たるのではなく、子どもの気持ちを汲み取って、ゆっくりと進めていくしかないでしょう。

再婚したからこその幸せとは?

ひとりで子育てをしているとどうしてもストレスが溜まってしまう時があります。そんな時はいくら可愛いわが子に対しても冷たい態度を取ってしまったり、ひとりの時間を増やしたくなったりするのは仕方がありません。

しかし再婚すれば何もかもひとりで抱える必要がなくなり心に余裕が出てきます。特に女性にとって精神的な安定はあらゆる面でプラスに働き、何よりも子どもに対しての優しい気持ちや笑顔を忘れないようになるというメリットがあるでしょう。
またシングルマザーと結婚をするという一大決心をしてくれた感謝の気持ちがあるので、再婚相手にも優しい気持ちになれます。また相手の方も子どもの面倒を見ながらという大変な状況の中で自分を受け入れてくれたという感謝の気持ちがあるので、普通の結婚よりも感慨深いものがあります。

お互いを思いやる気持ちを保てることが結婚生活を長続きさせる秘訣と言われますが、まさに再婚の場合はその関係を実現しやすいと言えるでしょう。
そして最大の幸せは家族が増えることで子どもの笑顔も増えることです。再婚相手と子どもが楽しそうに遊んでいる光景は、何にも代えがたい幸せな瞬間となるはずですよ

再婚に必要な手続きって?

再婚って何かと手続きが面倒くさいのでは?と 思っている方のために、必要な手続きをお伝えしておきます。

1.養子縁組の手続き

通常の結婚は婚姻届けを提出すれば完了ですが、シングルマザーが再婚する場合は同時に「養子縁組届」も提出する必要があります。これを行わないと子どもは再婚相手と同じ戸籍にならず、いつまでたっても「奥さんの連れ子」という立場になります。何か事情があってそのままにしている場合は別ですが、基本的には養子縁組に手続きも行っておくのがお勧めです。

2.児童手当に関しての手続き

再婚すれば母子家庭ではなくなるため「児童扶養手当(母子手当)」は廃止になります。再婚後も受給し続けることは、不正受給になるので、必ず手続きをしましょう。
「児童手当」は中学を卒業するまで受給できますが、世帯の中で一番収入が多い人の口座に振り込まれるシステムなとなっています。そのため、再婚相手の方が高収入の場合は名義変更の申請が必要になります。

3.各種手当の廃止

各自治体によってシングルマザーが受給できる給付金は異なりますが、再婚の際にはこれらの廃止手続きも必要です。手続きに必要な書類や手順は様々ですので、各自治体に問い合わせて一気に済ませてしまうと良いですね

自分にとっても子どもにとってもハッピーな再婚を!

考えれば考えるほど、再婚に踏み切れないシングルマザーの皆さん、再婚の問題点だけではなく、メリットにも目を向けてみてはいかがでしょう? 自分が描く幸せの形を現実にするためのひとつの選択肢の一つとして、是非再婚も頭に入れておいてくださいね

― 関連記事 ―
シングルマザー(母子家庭)の再婚を成功させるタイミングと気をつけたいポイント
メンズに聞いた!シングルマザーとの恋愛・結婚はアリ?ナシ?
再婚したのにまた離婚!?どうして結婚生活がうまく続かないの?