シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

どうして私にはパパがいないの?と聞かれた…どうする?

ライター 加藤良子

小学生の一人娘と完全に自分のことを人間だと思っているワンコと気ままな二人+一匹暮らしを楽しんでいるシングルマザーです。将来は日本を飛び出して二人で暖かい所に住むのが夢!シングルマザーならではの喜びや悩みを皆様と共有していきたいと思います

Photo ryoko kato

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子どもからパパについての質問があった時ってドキッとしてしまいますよね……。
まだ子どもが小さくてパパについて聞かれた経験がない方は、いざという時にアタフタしてしまわないように今から準備をしておきましょう。

大切なのは言葉よりも「気持ち」

親密な人間関係においては、「言葉は感情が8割、意味が2割で伝わる」と言われています
家族と話していると、何気ない会話でも「機嫌悪いのかな」「なんか良いことあったのかな」とすぐに察することができますよね。

一番身近な関係である子どもに対する言葉は、感情が中心に伝わっていることになります。

離婚の原因によっては元旦那のことをなかなか許すことができず、マイナスの感情を持ってしまうのも仕方がないと思います。ただ、その感情は全て子どもに伝わってしまっている、ということも忘れないようにしましょう。

きちんと説明するタイミングが重要!

元旦那に憎悪の気持ちを抱いたまま子どもの質問に答えると、子どもには「ママはパパのことが嫌い」と伝わってしまう、ということになります。

また、女性問題やDVなど元旦那に非があって別れた場合も、子どもにとっては唯一の父親です。
自分の父親を悪く言われることで、子ども自身も否定されているという気持ちにもなってしまいます。

私は娘が小学校に上がるタイミングで離婚をしましたが、娘の前で「離婚」という言葉はしばらくは口にはしませんでした。
娘の方も状況をまだはっきりと把握できていなかったので、詳しく聞いてくることもありませんでした。

その後、小学校3年生くらいになると、どこから情報を得たのか「ウチは離婚してるからママと二人で住んでいるの」と自分から友達に言うようになりまた。
「どうして離婚したの?」と私も質問されたので、「ママはパパと一緒にいると笑顔になれなかったんだよ。だから二人で暮らした方が幸せになれると思って離婚したの」とだけ伝えました。

その頃は元旦那に対して何の感情もなかったので、穏やかな気持ちで答えることができたのだと思います。
娘はその言葉の意味をすべて理解したわけではないと思いますが、それ以降は何も尋ねてきませんし、特に精神的にダメージを受けるなど様子が変わることもありませんでした。

気持ちのコントロールができないなら保留にしよう!

元旦那に対する怒りが消えない間は、子どもに対して離婚について多くを語らない方が賢明でしょう。

憎悪の気持ちを必死に抑えて「ママとパパは仲良くすることができなかったの」と説明しても、子どもにはママの顔が鬼のように見えているかもしれません。その感情が子どもにも伝わって「離婚は悪いこと」「パパは悪い人」と頭の中にインプットされてしまう可能性もあります。

「○○がちゃんとわかるようになったら話すから、もう少し待っててね」と優しい顔で伝えればマイナスのイメージを抱くこともないでしょう。

伝え方は子どもの性格も考えて

私の娘は少し鈍感なことと、離婚について理解するよりも前にひとり親家庭という環境に慣れてしまったこともあり、比較的スムーズに話を聞いてくれました。

ただ、感受性が豊かな子どもの場合は、幼稚園に入るくらいからママのちょっとした変化や周りの大人の自分に対する態度に敏感に反応するようになります。
特に友達と自分の違いに対して敏感な子は、パパがいないことが気になって理由を知りたがっていると思います。

こういう多感なタイプの子は、「大きくなってから話すわね」とはぐらかされても納得できないでしょう。日ごろから色々な時柄に関しても、子ども扱いせずに話し合うようにしましょう。離婚について話す際には「幸せになるための離婚」を前提とした前向きな説明を心がけてくださいね

また、天真爛漫な子は、穏やかな気持ちで離婚の話をすればその通りに受け取るので、自分の感情をコントロールできるようになってから話すようにしましょう。

パパの存在を知らない場合

妊娠中や乳幼児の頃に離婚した場合は、お父さんの存在を知らないまま育つことになりますが、周りとの違いに気が付くのは時間の問題です。子育てをしながら「どう答えるべきか」考えておいた方が、いざという時にたすかるでしょう。

「パパってどんな人?」と聞かれたら、少なくとも一つは良い所を思い出して伝えてあげましょう。
写真が残っていれば見せて、子どもが知りたいと思っていることにはきちんと応える、という素直な対応が子どものその後にも良い影響を与えることになります。

ママの感情は子どもに伝わることを忘れずに!

子どもに離婚についての話をする際は、タイミングや子どもの性格、そして何よりも自分の感情について考慮する必要があります。
子どもは親が思っているよりも環境に対応する能力が高いので「この子なら大丈夫!」と信じて前向きな気持ちで接しましょう。