シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シンママが感じてしまう「子どもに対しての罪悪感」 上手に付き合う方法は?

ライター 加藤良子

小学生の一人娘と完全に自分のことを人間だと思っているワンコと気ままな二人+一匹暮らしを楽しんでいるシングルマザーです。将来は日本を飛び出して二人で暖かい所に住むのが夢!シングルマザーならではの喜びや悩みを皆様と共有していきたいと思います

Photo ryoko kato

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離婚したことで、子どもに対して「ごめんね」という思いを持つシングルマザーは多いのではないでしょうか? 子どもへの罪悪感が原因で、うつ状態になる人もいるようです。

「責任を感じる必要はない」と周りから言われても、抱いてしまう罪悪感。どのように付き合っていけばいいのでしょうか?

子どもに対する罪悪感

一緒にいてあげる時間が少ない

大多数のシングルマザーは、経済的な事情から働かなくてはなりません。

仕事に行く前に子どもを保育園や実家に預け、夕方迎えに行くという毎日。子どもと触れ合える時間は、朝出かける前と、夜子どもが寝るまでのわずかな時間しかありません。

しかし、働かなくては生活できませんよね? 「家で仕事ができれば」と思っても、子どもが小さいと自分の時間がなかなか確保できないのが現実です。

保育園に預ける時に子どもが泣いてしまうと切なくなり、迎えに行った時に駆け寄ってきてくれると嬉しい反面、申し訳ない気持ちで一杯になりますよね。

父親がいない

休日に子どもが楽しめるスポットに出掛けると、周りは家族連ればかり……。

自分の子が父親に肩車をしてもらっている子をジッと見つめていたりすると、関心をそらせたくて大げさに話しかけてしまうことはありませんか?

幼稚園の行事や近所のお祭りなど、父親の存在を感じる機会は色々あります。

「父親参観」などの行事を行わない幼稚園や学校が最近は増えていますが、子どもが友だちの家庭との違いを感じる瞬間はあるでしょう。

恋愛してもいいのかという迷い

シングルマザーは独身なので、恋愛する権利はあります。ただ、子どもを預けてデートに出掛けたり、経済的な余裕がないのにデートに着ていく洋服を買ったりしていると、子どもよりも恋愛に重きをおいている自分に否定的になってしまうこともあるでしょう。

素直に受け入れて!

罪悪感は否定したり自分を正当化したりしようとすると余計に増してしまいます。

一緒にいる時間をあまり作れなかったり、父親がいない状況も急に変えることはできないですよね? つまり、後ろめたさもずっと続くことになります。

また、子どもは親の感情を敏感に読み取ります。負い目を感じながら子どもに接していると、子どもは「ママは何か悪いことをしたのかな?」と不安になってしまいます。

「ごめんね」という気持ちが逆に子どもの負担になっているとしたら……、お互いに負のスパイラルにハマってしまうかもしれません。

罪悪感を無理にかき消そうとするのではなく、受け入れることをおすすめします。

「離婚しなければ、こんな他愛もないことで子どもと大笑いすることもなかった」と思えるようになると、罪悪感も自然に受け入れられるようになるではないでしょうか?

子どもと接する時に気をつけたいこと

寂しいと思うのは自然な感情

小さな子どもは自分の感情をコントロールできないので、父親不在の寂しさをママにぶつけてくることもあるでしょう。

子どもに感情をぶつけられても怒らないようにしましょう。子どもが寂しくてどうしてよいのかわからず、ママにあたってしまうのは仕方がないことです。

ママが子どもの寂しいという気持ちを否定してしまうと、子どもは同じ感情がまた芽生えても自分の中に封印してしまい、感情を表現することができなくなってしまいます。

寂しさや悲しみという負の感情を未解決のまま心の中に閉じ込めておくと、思春期になってマイナスの影響が現れる可能性もあります。できる限り子どもの気持ちを受け止めてあげる必要があります。

「やりたい!」という気持ちを尊重する

子どもは寂しいという気持ちを切り替えるため「○○を習いたい!」「ペットを飼いたい!」などと言い出すことがあります。

願望を言うのは、逃げているわけではなく前向きに考えている証拠なので、できる範囲で子どもの気持ちに応えてあげましょう。

自分の好きなことが見つかれば毎日楽しく過ごすことができるでしょう。動物と一緒に暮らすと子どもの心も豊かになります。

充実した毎日を送ることで、子どもはいつの間にか寂しさを乗り越えて強くなっていきます。

「パパと会いたい」など、子どもは返事に困るようなことを言うこともありますが、叶えられる範囲で要望に応えてあげると、子どもも自分の気持ちに決着がついてスッキリするかもしれませんね。

まとめ

寂しい思いをさせて申し訳ないという思いは、「母の子に対する思いやり」でもあります。
子どもは、成長すればきっと親の気持ちにも気付くはずなので、罪悪感とはうまく付き合いながら子どもと接するようにしましょう。