シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シンママになる決意3 最初の1年間は焦らないで!

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

Photo yukiko oikawa

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さあ、子どもとの二人暮らしが始まりました。筆者の離婚時、娘は小学2年生だったので楽だった方だと思います。

筆者の一例ではありますが、筆者の離婚からの2年間をまとめてみました。

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1年間は貯金はマイナス

離婚後1年間は、生活にも不慣れなことに加えて引っ越しや離婚後の事務作業にも追われ、思った通りに働けませんでした。

まず、引っ越しにお金と時間がかかります。その後、新戸籍作成、住民票の作成、児童扶養手当などの申請や相談で最初の半年は月1回以上市役所に通っていました。

他に子どもの氏の変更で裁判所に行ったのが1回。それが終わるとクレジットカードや保険、キャッシュカード、免許、パスポートなどの書き換え……。

カードの住所変更などWEBサイトで済ませられるものも多いですが、自治体系は基本的には窓口まで行かないと申請ができません。週1回以上は平日の仕事ができなかったように感じています。

また、離婚直後は子どもが寂しがったり体調を崩すことが増え、仕事の遅刻早退も多くなりました。お子さんが幼児の場合は送り迎えもあるのでもっと大変でしょう。

真面目な方は収入が減って不安に押しつぶされそうになると思いますが、筆者の経験から「最初の1年間は皆そんなもんだ」と割り切って、貯金が減ってもあまりくよくよしない方がよいと思います。

一番大切なのは子どものケア

離婚直後は子どもも不安になります。ママがいっぱいいっぱいだと子どものサインを見逃してしまいます。「ママと二人でも楽しい」という安心感を子どもが持てるように心かけましょう。

離婚の事務処理などで平日働けない分、土日にパートを考えるママも多いと思いますが、ママも疲れてしまいますし、家事もしなくてはなりませんよね? 子どもが安定するまでは休日はなるべくお子さんと過ごすようにした方がよいと思います。

何も特別なことをする必要はありません。ママと一緒にご飯を食べてテレビを見るだけで子どもは幸せなのではないでしょうか?

目先のお金よりもお子さんとの生活リズムを確立することを重視した方が、後々の仕事もうまくいくと思います。

目安は5年

児童扶養手当の支給は離婚後5年間を基準としています。(5年たっても生活状況によっては支給してもらえます)

つまり、「5年間はひとり親で生活していくのは大変なものなのだ」と社会が思っているということです。

初めから自分に完璧を求めすぎたり、生活の理想が高すぎると潰れてしまいます。
実際には5年はかからず、3年もたてば子どももママも慣れてきて「我が家はこんな感じ」というスタイルができてくるはずです。焦らずにいきましょう!

子どもと助け合う家庭

最初は朝食にシリアルやフルーツ、ヨーグルト、パンを常備して子どもが自分で食べられるようにしました。これだけでも忙しい朝の時間がとても楽になりました。

そして徐々に、洗濯が干してあったら畳む、流しにお皿が溜まっていたら洗うなど「学校から帰って、ママが仕事前にできなかった家事に気づいたら、何か一つは助けてください」と協力をお願いしました。

「母子家庭だからってかわいそう」と思う人、「子どもの将来のためになる」と考える人、色々な捉え方があると思います。

お子さんの年齢にもよると思いますが、筆者は「共働きやひとり親なら子どもも親を助けて当然。自分のことは自分でできた方が将来の子どものためにもなる」という都合の良いポリシーを持ち、少しずつ、無理なく子どもができることをお願いするようにしています。

シンママ家庭 子どもにお手伝いさせてる?

頼れる友人を作る

核家族でも「子育ては大変」と言われているのですから、シンママになってすぐに仕事も育児も家事もいきなり完璧にやろうとするのはかなりハードルが高いと思います。

いざというときに助けて貰える友人を作る努力もしましょう。筆者は、「働くママ友がいると、お互いフェアに子どもを預けあえて良い関係が続く」と感じています。

例えば、保育園や幼稚園のお迎え。「母子家庭だからって人に頼むのは」と考えるママも多いようですが、ひとり親家庭の良いところは、パパがいないのでいつでも他の子どもを預かれるという点です。
筆者の場合、土日に友人が夫婦でお出かけの際など、できる時にはこちらもお子さんを預かるなどしています。

子どもをお願いするときに気を付けたいのは「時間の約束を守る」こと。
約束の時間にママがお迎えに来ないと子どもも寂しい思いをしますし、友人にもルーズな人だと思われてしまいます。

親にお世話になる場合も同様です。親だと「ちょっと残業が」とついつい遅くなってしまうことがありますが、長い目で見た場合、親であってもきちんと毎回の連絡と了解を得るようにしましょう。

離婚したことは後悔しない

離婚直後に何か困ったことがあると、筆者も「離婚さえしなければ」「今、夫が助けてくれたら」と考えてしまうことが多々ありました。

しかし、この後悔はお勧めしません。「離婚さえしなければ」という考えがよぎった時には「でも、○○だから離婚した」という方を思いだして「あの時離婚した自分の判断は間違ってなかった」と自分を信じてあげましょう。

稀によりを戻す夫婦もいますが、その場合も「一度離婚したからこそ、お互いが相手について考えることができるようになった」のだと筆者は思います。

まとめ

離婚直後は多くのシングルマザーが生活面での不安を感じてナーバスになると思います。
真面目な人ほど最初から完璧な家庭を目指して潰れてしまいますが、筆者はかなり都合の良い解釈で、離婚直後は「自分に甘く」「利用できる支援は最大限使う」としました。

子どもが中学生にもなればママも働きやすくなりますし、お子さんが小さい場合も母子家庭を助けてくれる支援はたくさんあります。

ママが本格的に働きだす前に、まず子どもとの信頼関係や助け合える家庭の形を作る方に力を注いでみましょう。自分の老後の心配はそこからでも遅くないはずです。

1.子どもとの関係の構築
2.自分が体力的にも精神的にも折れない自分への手加減を見極めること

このことを忘れないように過ごしましょう。