シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザー向けシェアハウスってどうなの?入居前にチェックしておきたいことは?

ライター 加藤良子

小学生の一人娘と完全に自分のことを人間だと思っているワンコと気ままな二人+一匹暮らしを楽しんでいるシングルマザーです。将来は日本を飛び出して二人で暖かい所に住むのが夢!シングルマザーならではの喜びや悩みを皆様と共有していきたいと思います

Photo ryoko kato

No77s

メディアでも何かと話題のシェアハウスですが、趣味を楽しんだり恋愛をしたい若者向けばかりでなくシングルマザー向けの物件も増えています。

今回は、シェアハウスに興味のあるシングルマザーの皆さんを応援するため、メリットやデメリットを中心にシェアハウスに関する情報をお届けしたいと思います。

シェアハウスとは

シェアハウスとはその名の通り「家を共有すること」です。基本的には入居者それぞれの個室があり、その他に共有スペースとしてキッチン、リビング、洗面所、ランドリースペースなどがあります。

現在、シェアハウスは全国的に増加傾向にあり、100人以上の入居者がいるシェアハウスも存在します。

ルームシェアとの違いは?

簡単に言うと「管理人」がいるかいないかの違いです。

シェアハウスには建物の維持や管理、居住者の管理を行う運営会社が存在し、生活する中でのトラブルや共有部分の管理を行っています。

ルームシェアの場合は不動産業者と個人の間での契約になるので、管理人は存在しません。友達同士で不動産に出向いて賃貸物件を借りたり、友達が住んでいる物件に転がり込んだりするというパターンです。

食器も共有なの?

シェアハウスでは基本的に生活に必要なモノは揃っている場合が多いので、食器を始めキッチン用品は共有する場合が多いようです。
自分の名前を書いて使用する人もいるようですが、他の人がそれを使わないという保証はありません。

光熱費などはどのように分担するの?

個別のメーターがあるわけではなく、誰がどれだけ使ったかを明確に測ることは不可能なので、シェアハウスでは光熱費にあたる電気、水道、ガスなどは全て共有になります。
光熱費は固定費になり、毎月の家賃と一緒に管理運営会社に支払うというのが一般的です。

好きな家電や家具を持ち込むことはできないの?

シェアハウスには大型の家具や家電が備え付けられている場合がほとんどです。
そのため、ベッドや収納棚、冷蔵庫、洗濯機などを持ち込む必要はなく段ボールのみで手軽に引っ越しができます。

「自分のベッドじゃないと眠れない」というような要望のある方は、運営会社に相談してみましょう。臨機応変に対応してくれる場合もあるようです。
ただ、退去する際に持ち出さないといけないケースもあるので、あらかじめ確認しておいた方がよいでしょう。

シングルマザー向けシェアハウス

シェアハウスの需要が高まるにつれて誕生したのが「シングルマザー向けのシェアハウス」です。

仕事と子育てを両立させる必要があるシングルマザーにとって生活しやすいようなサービスを受けることができる、という点が他のシェアハウスと異なります。

また、手軽に引っ越しができるので、とりあえず住むところを確保したいシングルマザーが住居が決まるまでのショートステイとして利用するケースもあります。

子どもの年齢制限はあるの?

シェアハウスによって異なります。
年齢制限がある場合の多くは小学校中学年までとなっていることが多いようですが、実際の入居者は、それよりも小さいお子さんを持つシングルマザーが多数を占めています。

色々なタイプのシングルマザー向けシェアハウス

シングルマザー向けシェアハウスにも色々なタイプがあります。どんなシェアハウスがあるのか、一緒にみていきましょう。

チャイルドケアサービス付きシェアハウス

「お母さんが働いている間の保育を行うのではなく、お母さんが帰宅した後のチャイルドケアを行うことで、シングルマザーの精神的・体力的なケアを行います」というコンセプトで運営を行っているシェアハウスもあります。

出典元:Colish シングルマザーのためのシェアハウス
https://colish.net/concepts/80

保育士資格を持つシニアが管理をするシェアハウス

保育士の資格を持つシニアが管理をするシングルマザー向けのシェアハウスもあります。
子どもの送迎や食事の準備などはもちろん、一番嬉しいのは子どもが帰ってきた時に「おかえりなさい」と言ってくれる人がいるという点ではないでしょうか?

庭で野菜を育てたり、昔ながらの遊びを教えてくれたりという温かい雰囲気が好き、というシングルマザーには非常に嬉しいシェアハウスです。

なお、このシェアハウスは小学校4年生までの子どもが対象となっています。

出典元:シングルキッズ MANAHOUSE上用賀
https://singleskids.localinfo.jp/pages/900567/page_201703161824

シングルマザーが運営するシェアハウス

子どもを抱えて離婚をして途方に暮れた経験を持つシングルマザーが運営する「シングルマザーの、シングルマザーによる、シングルマザーのためのシェアハウス」というコンセプトのシェアハウスもあります。

宿題や夕飯の支度を一緒に行ってくれるシッターさんが週に2回来てくれるサービスも付いており、希望があれば、子どものための英会話レッスンやママのためのお料理・お弁当講座なども開催しています。

出典元:codona HAUS(コドナハウス)
http://www.codonahaus.jp/index.html

シングルマザーがシェアハウスに住むときのメリット

子どもが寂しい思いをしない

シングルマザーになって子どもに寂しい思いをさせることに心を痛める方も多いことでしょう。特に、子どもが一人しかいない場合は二人きりの生活が始まることになるのでなおさらです。

物心がつく前に離婚したとしても、保育園や幼稚園に通い始めると他の家庭との違いに気が付いて、ママ以外の人がいる生活を羨ましがるかもしれません。

シングルマザー向けシェアハウスの場合は、他にも子どもが同じ屋根の下にいるので一緒に遊ぶことができます。また、ママ以外の大人と接することができるのも人格形成の上で非常に重要なポイントになります。
何よりも家に戻った時に誰かが迎えてくれる暖かみを味わうことができるのは大きなメリットです。

時間的余裕ができる

シングルマザーになると家事、育児、仕事などをすべて一人でこなさなければなりません。望んで離婚をした場合でも、その大変さに愕然としてしまうこともあるのではないでしょうか? 子どもの精神的ケアも必要になるので、休日でも自分の時間はあまり取れません。

シェアハウスに住むと家事の負担が減り、子ども同士が遊んでくれるのである程度時間に余裕が持てるようになります。この二点だけでもどれだけありがたいかは、シングルマザーにしかわからないでしょう。

シングルマザー同士で悩みを共有できる

多忙なシングルマザーにとって同じ境遇の仲間同士で悩みを共有することは、たとえ解決できなくても気持ちを分かち合えるという点で精神的にかなり楽になります。

シングルマザー専用のコミュニティーサイトもありますが、シェアハウスならリビングでくつろぎながら愚痴を言い合うこともできます。
また、同じ幼稚園に通っているならお迎えをお願いしたり、条件さえ合えば子どもを預かってもらったりすることもできるでしょう。

手軽に入居できる

賃貸物件を借りる際、シングルマザーだからという理由で断られることもあります。

シングルマザー向けのシェアハウスはシングルマザーであることが条件なので、心配することすることなく申し込むことができます。

また、大きな家具や電化製品などは備え付けになっているので手軽に引越しでき、引っ越し費用も節約できます。

支援が充実している

シェアハウスにより異なりますが、シングルマザー向けのシェアハウスならではの支援を行っている物件も増えています。

たとえば、保育園の送迎や帰宅してからのお世話をサポートしてくれたり、中には夕食を出してくれるシェアハウスもあるので、残業はもちろん、たまには友人との外食を楽しむことも可能です。

経済的メリット

シェアハウスの共益費には光熱費以外にも生活に必要なモノが含まれている場合が多いようです。
共有スペースである洗面所で使用するハンドソープやトイレットペーパーなどは共益費で賄われるので、それだけでも家計が助かりますよね。

また、賃貸物件を借りる場合、家賃などの関係から狭い部屋になってしまうこともあると思います。シェアハウスであれば共有スペースではあるものの、広々とした家に住むことになります。

シングルマザーがシェアハウスに住むときのデメリット

人間関係のトラブル

一番のデメリットは、やはり人間関係です。
シングルマザーという共通点があるとしても、どうしても相性が合わないと感じる相手がいる可能性があります。女同士ということもあり、一度こじれてしまうと共同生活を送るのが難しくなる場合もあるようです。

ひどい場合はいじめのようなことが行われることもあり、「逃げ場もなく辛い思いを経験した」というシングルマザーもいるようです。

プライバシーの確保が難しい

シェアハウスでは、一般的にはキッチンやリビングが共有スペースになっているので個人で買って冷蔵庫に入れておいたモノを勝手に使われてしまうこともあれば、一人でまったりとテレビを観ながら寛ぐという時間はなかなか確保できません。

盗難の被害に遭ったり、常に監視されているといった精神的苦痛を味わった人もいるようです。
一人の時間が必要な人や他人とモノを共有することが苦手だという人は、シェアハウスに向いていないかもしれません。

利用時間の制限

シェアハウスでは洗面所や洗濯機など共有スペースも多いので、他の人が利用していると使用できません。また、自分が長時間使ってしまうとクレームが発生する場合もあります。

ただ、共有スペースでのマナーについては管理運営会社側の管理体制がきちんと整っていれば問題になるケースは少ないようです。

分担制

シェアハウスでは多くの場合、ゴミ出しや清掃が分担制になっています。
悪意のあるなしに関わらず忘れてしまう人もいるので、きちんと守っている側からすると不公平感が納得できず不満が蓄積し、シェアハウスを出るシングルマザーもいるようです。

友人や彼氏を呼びにくい

シングルマザー向けシェアハウスの中にはゲストルームが完備されている物件もありますが、基本的に個人的な理由での居住者以外の宿泊は禁止されています。

気心の知れた友達と飲みながらゆっくり語り合いたい、彼氏と少しでも長く一緒にいたいという思いは、シェアハウスに住んでいる間は我慢する必要があるでしょう。

子どもの年齢差がある

シングルマザーであるというのは共通していますが、子どもの年齢はそれぞれ違います。
小学校2年生の子どもとまだ生まれたばかりの赤ちゃんがシェアハウスで一緒に暮らすケースも考えられます。

赤ちゃんは夜中、朝、時間に関係なく泣きますよね。
それが問題となり退去を余儀なくされたシングルマザーも実際にいるようなので、入居する際にはすでに居住している子どもの年齢なども確認した方がいいでしょう。

シングルマザー向けシェアハウスの探し方

シェアハウスは、不動産会社ではなくポータルサイトを利用して探すのが一般的な方法です。

シェアハウス検索サイト

ShareShare(シェアシェア)

エリアやこだわりの条件を絞って検索できるので便利です。
シングルマザー向けシェアハウスの物件数も豊富で、問い合わせもインターネット上で行うことができます。

ShareShare(シェアシェア)
http://share-share.jp/

ひつじ不動産

お洒落なシェアハウス物件が多いシェアハウス検索WEBサイトです。
シングルマザー向けはもちろん、ファミリー向け物件も豊富に揃っているので選択肢に入れることができます。

ひつじ不動産
https://www.hituji.jp/

マザーポート

建築事務所が運営するシングルマザー向けのシェアハウス物件が紹介されているシェアハウス検索WEBサイトです。
シングルマザー向けのコラムや動画を観ることができるので、シェアハウスでの生活の様子がわかります。

マザーポート
http://motherport.net/

最後に

今回は、シングルマザー向けシェアハウスについてお伝えしました。
シェアハウスへの入居を考えているというシングルマザーの皆さんは、是非メリットとデメリットを考慮して自分に合った選択をしてみてくださいね。

また、実際にシェアハウスに居住した経験がある方や他のメリットやデメリットがあるという方は是非ご意見をお聞かせください。