シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

ひとり親家庭等医療費助成制度 マル親医療証の助成内容は?

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

Photo yukiko oikawa

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シングルマザーが知っておきたい健康保険の仕組み』の記事で、健康保険に加入していれば、保険内治療の窓口負担はすでに3割に軽減されていることをお伝えしました。

ただ、3割でもシンママ家庭にとって「病院代=高い」と感じてしまいますよね。
ひとり親家庭医療費助成制度を利用すると、3割の自己負担額がさらに軽減され最大で無料となります。

ひとり親家庭医療費助成制度は、その分の代金を都道府県と市区町村が代わりに支払ってくれるというありがたい制度なのですが……、自治体によって名称や内容が異なり少しわかりにくい面もあります。また、自分で申請して医療証を持たないと利用することはできません。

今回は、東京都福祉保健局と港区の情報を基に助成制度の内容をまとめてみました。

申請方法に関しては、『医療費、水道代、粗大ごみ処理手数料無料ってどういうこと?!』をご覧ください。

医療助成制度で発行される医療証の種類は大きく3つ

子ども医療助成制度 マル乳医療証
マル子医療証
ひとり親など医療助成制度 マル親医療証

1.マル乳医療証

子ども医療助成制度(乳幼児医療費の助成)
0歳~小学校入学前までのお子さんの保険内医療の窓口支払いが無料となる助成。全国の多くの自治体で実施されています。

対象

小学校入学前までの児童を養育している方
→ 実際に無料になるのはお子さんの病院代ですが支払うのはママなので、このような表現になっています

除外条件

  1. 国民健康保険や健康保険などの医療保険に加入していない乳幼児
  2. 生活保護を受けている乳幼児
  3. 施設等に入所している乳幼児

助成内容

  1. 入院時の医療保険の対象となる医療費、薬剤費などを助成(=窓口支払いは0円)
  2. 通院時の医療保険の対象となる医療費、薬剤費等を助成(=窓口支払いは0円)

※入院時の食費の助成に関しては自治体によって異なります

2.マル子医療証

子ども医療助成制度(義務教育就学児医療費の助成)

対象

小学校入学から中学校卒業前までの児童を養育している方
→ 実際に無料になるのはお子さんの病院代ですが支払うのはママなので、このような表現になっています

除外条件

  • 国民健康保険や健康保険などの医療保険に加入していない児童
  • 生活保護を受けている児童
  • 施設等に入所している児童

助成内容

  1. 入院時の国民健康保険や健康保険の自己負担額を助成
  2. 通院1回につき200円(上限額)を控除した額を助成(=窓口負担は1回200円)

※入院時の食費の助成に関しては自治体によって異なります

東京都港区では、「1.マル乳医療証」「2.マル子医療証」を合わせて「子ども医療助成」と呼び、0歳~中学校卒業前までは「1.マル乳医療証」の条件で助成を受けられます。つまり、中学生まで自己負担無料です。

3.マル親医療証

シンママ家庭で低所得の場合は、お子さんが中学を卒業しても(15歳以上でも)受けられる医療助成があります。
シンママ自身も受けることができ、シンママの所得に応じて窓口支払いが無料、もしくは減免となります。

対象

  1. 児童を監護しているひとり親家庭等の母又は父
  2. 両親がいない児童などを養育している養育者
  3. ひとり親家庭等の児童又は養育者に養育されている児童で、18歳に達した日の属する年度の末日(障害がある場合は20歳未満)までの方(=シンママの15歳以上の子)

除外条件

  • ひとり親家庭等の所得が限度額以上の方
  • 生活保護を受けている方
  • 施設等に措置により入所している方

助成内容

各種医療保険の自己負担分から一部負担金(下表参照)を差し引いた額を助成。
※入院時の食費、生活療養費が助成されるかされないかは自治体によって異なります

マル親 一部負担金

住民税課税者 通院 1割を自己負担(ひと月あたりの自己負担上限額は12,000円)
入院 1割を自己負担+食費一食360円(ひと月あたりの自己負担上限額は44,400円)
住民性非課税者 通院 自己負担なし
入院 食事代一食360円のみ自己負担(この食費も申請により減額が受けられることがある)

医療証の使い方

「1,2,3」の医療証での助成を受ける方法はすべて共通です。
病院で保険証と一緒に各医療証を提示して受診するだけです。

先述した通り、助成分は自治体が支払ってくれるシステムになっています。都外(県外)で受診した場合は窓口では自分で支払い、後日、お住まいの自治体の窓口に助成の請求をして還付してもらいましょう。

「マル親医療証」などはまだまだ認知されておらず、見慣れていない病院もあるようです。
病院が間違って普通に窓口で3割支払いを請求された、という経験が筆者にもあります。

自己負担額(3割負担)を支払ってしまった場合は、6か月以内に領収書を持参してお住まいの自治体の担当課に医療助成費の申請をすれば還付されます。

マル乳医療証
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/josei/marunyu.html

東京都港区 子ども医療助成制度について知りたい。
http://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/kuse/kocho/faq/kodomo/020.html

ひとり親家庭等医療費助成制度(マル親)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/josei/maruoya.html

まとめ

筆者は「ひとり親等医療助成制度のマル親医療証」を利用しており、「国民健康保険加入」「住民税非課税」世帯なので、現在は娘も私自身も窓口支払い無料です。

国民健康保険料をきちんと支払っていれば、お金のことをを気にせず病院にかかることができます。歯科医の場合、治療だけではなく歯のクリーニングも保険内無料になります。

「医療費助成制度」の内容も踏まえて保険の見直しもしたので、毎月の保険料も安くなりました。

「自分の場合はどうなるの?」と気になった方は、「お住まいの都道府県名 子 医療助成」、「お住まいの都道府県名 親 医療助成」「ひとり親家庭医療助成」などで検索してみてくださいね。