シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーになって大変!と思ったことは?

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

Photo yukiko oikawa

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「シングルマザーは大変」と多くの方が思っているようです。

ただ、「実際に何がどう大変なの?」と具体的に知りたいと思っても、本人には聞きづらいですよね?

今回は、周りのシンママへのインタビューと筆者の所感を交えて「シングルマザーの大変なこと」をレポートしたいと思います。「大変なことの解決法」もお伝えします。

経済的に大変

経済的な問題はシングルマザーに共通する大変さではないでしょうか?

既婚時代に夫の収入がメインだったパートの方はもちろんですが、完全な共働きだったとしても夫の分の収入がなくなるわけですから、生活費は当然少なくなります。

解決策1 養育費はきちんともらう

「とにかく早く離婚したい」「これ以上もめたくない」と養育費を諦めてしまう方もいますが、自分と子どもの生活のためにも養育費はなるべくもらえるえるよう頑張りましょう

解決策2 半年から1年分の貯金は用意する

離婚後半年から1年くらいは雑務に追われることもあり、欠勤や遅刻、早退することが増えると思います。収入も安定しないことが多いので、生活費の足しになるものは用意しておきましょう。

解決策3 支援を賢く利用

ひとり親、子育て家庭に対する支援は実はたくさん用意されています。自治体からは教えてくれないので、「そんな制度もあったの?知らなかった」とならないように、情報収集して上手に利用しましょう。

解決策4 働きすぎない

キャリアアップや自立は目指すべきですが、がむしゃらに働いて子どもに寂しい思いをさせたり、過労で体を壊すことになっては本末転倒です。

「残業して収入は数万円増えたけど……、ひとり親手当は減り、無料のサービスは利用できなくなり、税金が増えて、結果的に収支はマイナスだった」という話も聞きます。

自営業の方は、収入と経費、税金と補助金のバランスも常に考えましょう。会社勤めであっても、シンママならば収支のこともきちんと把握しながら働きましょう。

精神的に大変

子どもや仕事の悩み、日常生活のとりとめのない話を聞いてくれる夫はおらず、精神的に頼れる人がいないので、多くのシンママが「自分の精神を健康に保つことが大変」だと感じているようです。

解決策1 人に話す

筆者は周りの友人や知り合いに何でも話すようにしています。「他人に深い話をするのは気が引ける」と感じているママもいると思いますが

  • 他人だから気楽に聞ける
  • 他人だから親身になって聞いてくれる
  • 聞く方も責任がないので楽
  • 複数の人に話すと一人に重い存在にならない

ともいえます。ママモワカフェなどのWEBサイトの掲示板を利用するのもよいでしょう。
問題解決はできなくても、聞いてもらえるだけで気持ちが軽くなることもあります。試してみてくださいね。

解決策2 気分転換上手になる

夜散歩、ジム、マラソン、お酒、漫画、エステなど、他のママ友もそれぞれの方法で自分自身で気分転換する方法を持っているようです。

体力的に大変

シンママはパパとママの二役こなさなくてはいけないのですから、体力的もやはり消耗します。

解決策1 お風呂と睡眠

筆者はとにかく早寝早起き。6時間以上睡眠を確保します。家のお風呂も長風呂。銭湯やスーパー銭湯も大好き。その日の疲れはその日のうちに解消するようにしています。

解決策2 体力作り

デスクワークの方は日々の体力作りが難しいとは思いますが、自転車や徒歩通勤、つり革エクセサイズなど、体力作りを常に心がけましょう。

休日もだらだらしないで子どもと外で遊ぶようにすると、親子のコミュニケーションも取れますよ。

解決策3 マッサージ

筆者はお金がないのでマッサージに行ったことはないのですが……。土日や子どもの面会日にエステや整体でマッサージしてもらい、疲れやストレスを解消するというシンママも多いようです。

事務処理が大変

離婚後はとにかく事務的な手続きに追われます。しかもその多くは郵送やインターネットでは済ませられないので、平日の昼間に時間を取られることになります。

しかも

  • 離婚で精神的にボロボロ
  • 仕事もより一層頑張らなきゃいけない
  • 子どもも不安定

このような時期に色々な手続きを行うのはとても大変です。

解決策 手続きは要領よく

特に「子どもの氏の変更」は本当に面倒でわかりにくく、自治体と裁判所を往復し苦労した思い出が筆者にもあります。

離婚後に必要となる手続きは、離婚前にきちんと調べておきましょう。手続きの段取りはTODOリストに、手続きの順番は窓口ごとにまとめて二度手間、三度手間にならないようにしましょう。

要領よく処理できれば、半年くらいですべての事務手続きは終わると思います。

子どもの留守番問題

筆者の周りには、フルタイム勤務で近くに頼れる親もいないというシンママも多くいます。この場合、困るのが残業ですよね。

幼児は送り迎えが必須ですから仕事を調整するしかありません。小学生になると帰宅は一人でできますが、何歳になっても子どもだけでのお留守番は心配です。

シンママの毎日は時間との闘いです。

解決策1 職場と家の距離

もしもの場合のことも考えると、職場と家の距離は重要です。家賃の安さばかりでなく利便性も考えて引っ越し先を検討しましょう。

解決策2 延長保育や学童クラブの利用

延長保育の最大時間や夕飯の軽食支給の有無は施設によって異なります。小学校に進んだ場合の学童クラブの状況も含めて住居を決めましょう。

解決策3 子ども食堂

今、筆者が注目しているのが「子ども食堂」です。筆者の家の近くの子ども食堂では、夕食の提供だけではなく勉強をみてくれるボランティアもいます。

中学生になったら一人でも利用できるように、子どもが小学校を卒業するまでに慣れるように親子で通ってみようと思っています。

解決策4 子どもを育てる

小学校中学年位になれば一人で留守番をさせることもあるでしょう。ただ、一人だからといって「テレビ見放題、ゲームし放題」にしてしまってはダメママです。

筆者は、子どもが小学生になったころから、30分から少しずつ時間を延ばしてお留守番の練習をさせました。

留守番時には安全に簡単にできるお手伝いや勉強課題を渡しています。「やるべきこと」があると子どもも待ってる時間を短く感じることができます。家族として子どもとの助け合い体制を作っていきましょう。

解決策5 ママ友と助け合い

近くに家族がいない場合に頼れるのがママ友。シングル同士でなくても共働き夫婦のママは同じような大変さを知っています。

いざという時のお迎えをお願いできるママ友を作る努力をしましょう。

子どもがパパに会いたがる

ママとしてはパパのいない生活に早く慣れて欲しいですよね? 「子どもとパパと会わせたくない」という方もいるかもしれません。
また、元夫が面会に非協力的というパターンもあるでしょう。

色々な理由があったとしても離婚はあくまでも親の都合。面会は「子どもの権利」ですから、ママとしては大変でもかなえてあげなくてはなりません。

解決策 ママが取り持つ

筆者の場合、離婚直後は面会の回数をあえて多めに要求しました。子どもは「毎週パパに会える」ことが実感できると落ち着いていきます。

離婚3年目の今は、小学校の行事や子どもの都合で面会が流れても「また会える」と安心しているので気にしなくなりました。

子どもは大人よりも適応能力があります。成長するに従い子どもの世界には「パパとの面会」よりも魅力的なことが増えてきますし、「子どもは子どもでパパとの程よい距離をつかんでいく」と筆者は思っています。

面会をセッティングするのは確かに大変ですが、私たちが気を付けなければいけないのは「ママがパパに会わせてくれない」と子どもに思われないことだと思います。

※元夫側が子どもに異常な執着を示している場合は、十分に注意して面会を行ってください。

まとめ

「シンママの大変さ」は地域によっても色々と違うかもしれません。また、人それぞれなので予想外の解決法もあるかもしれません。

みなさんも他に「こんなことが大変!」ということがあれば是非教えていただきたいと思います。

今回は大変なことばかり書きましたが、シンママは「夫がいないから楽!」なこともたくさんあると思います!