シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

子ども食堂 利用した感想は?

ライター オイカワユキコ

小学生の娘と暮らすシングルマザー。「幸せになるために離婚した」をモットーに、個人事業主としてライター・役者・イベントコンサル・シュガーアーティスト・国際交流のNPO など多方面で活動中。

Photo yukiko oikawa

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「子ども食堂」は経済的な事情などで家庭で十分な食事がとれない子どもに、無料もしくは安価な食事や居場所を提供する活動です。

日本では2012年ころから「子ども食堂」や「こども食堂」という名前が定着しました。現在では全国に300カ所以上あります。

今回は、子ども食堂デビューした筆者の体験談も交えてご紹介したいと思います。

子ども食堂ってこんなところ

「子ども食堂」には明確な定義はありませんが、以下のような特徴があります。

  • NPO法人などボランティアが運営
  • 主に17:30~19:30の夕飯時に開催
  • 無料~数百円で夕食を提供
  • 子どもが一人で行っても、親子で一緒に行ってもよい
  • 自治体の調理室のある施設、お寺の食堂など色々な場所で開催
  • ボランティアで運営しているため毎日開いているわけではない
  • 食事の用意が必要なので予約制のところが多い

子ども食堂は利用しやすい

子ども食堂の目的には

  1. 貧困の子どもたちに食事を支給する
  2. 子どもの孤食をさける

の大きく二つあります。

筆者は数年前まで「1」のイメージを強く持っていたので、「食べるのにも困っている」状況でなければ安易に利用してはいけないと思っていました。

ただ、最近では「2」の方を大切にする団体も多く、シンママが気軽に利用できる子ども食堂も増えています。

子ども食堂を利用するようになった理由

筆者が子ども食堂を利用するようになった理由をまとめました。

理由1 中学生になった時の子どもの居場所の準備

小学校中高学年になると学童クラブを嫌がったり、定員の関係で学童クラブに入れないこともありますね。中学生になると放課後は家で一人で過ごすことになります。

「家で一人ゲームをしながらご飯を食べる娘の姿」を想像し危機感を抱いたことが、「子ども食堂」に関心を持つようになったきっかけです。

小学生の頃から筆者と一緒に利用してスタッフや利用者と仲良くなっておけば、中学高校と進んだ時にも娘の居場所ができると思ったのです。高校生になれば調理や配膳のボランティアにもなれます。

理由2 食事の栄養バランス

筆者は仕事柄出張もあります。その留守中、娘は料理のできない祖父と冷凍保存しておいたおかずやレトルト食品をレンジでチンして夕食をとっています。

コンビニで好きなものを買って食べて済ますこともできますが、それでは「わびしい夕飯」になってしまいます。

理由3 二人きり、より楽しい

子どもと二人でも楽しくないわけでは決してありません。でも……、大勢での食事も美味しいですよね? 子ども食堂に友達ができたら「私も娘も夕飯が楽しくなる!」と考えました。

筆者が見つけた「みなと子ども食堂」にはこんな紹介文が載っていました。


みんなでご飯を一緒に食べたり、 一緒に宿題や勉強をしませんか? 「みなと子ども食堂」は、あたたかくて、バランスのとれた食事ができる、すべての子ども達や保護者の、地域の「居場所」です。

この一文を読んで「私が求めていたものだ!」と直感し、早速行ってみることにしました。

実際に利用してみて

みなと子ども食堂は「居場所」という要素が本当に強く、子どもだけでなく子育てに悩んでいるママたちのコミュニケーションの場にもなっていいて、宿題や勉強もできます。

美味しい!

みなと子ども食堂は「子ども100円、大人300円」ですが、想像以上にヘルシーで美味しい!「外食」とも「給食」とも違う完全な手作りの家庭料理です(料理は子ども食堂によって異なります)。

誰かが作ってくれた家庭料理を食べる機会って少ないですよね? 仕事で疲れたシンママの心と身体を癒す、おふくろの味(?)が、筆者的にはかなりポイントが高いです。

スーツを着たパパと子どもで楽しそうに食事をしている姿も。色々な利用方法があります。

幅広い世代の交流の場

食堂の運営は、年配の方や主婦、女子高生などボランティアで支えられています。幅広い年齢層の方が一緒に活動できる「子ども食堂」は、ボランティアにとっても有意義な場所ではないでしょうか?

児童館が隣接

みなと子ども食堂は福祉会館の調理実習室を利用していて、階下には児童館があります。夕方以降の児童館は中学生たちのたまり場となっていて、友達と児童館で過ごした後に夕食をとることもできます。

「放課後のたまり場」というと少しイメージが悪いかもしれませんが、たまり場が児童館というのは飲食店やゲームセンターより断然健全です。

優しい学習指導のおじいちゃん

みなと子ども食堂では、学習指導室を別途開催しています。全然勉強をしていない子もいましたが、おじいちゃんたちはほほえましく見守っていました。

シンママ家庭で両親と別居の場合、周りには「ママ」と「先生」しか大人がいません。学習指導は、お年寄りにとっても、子どもにとっても新鮮な交流の場となっているようです。

イベントも開催

みなと子ども食堂では、和菓子作り、シュウマイ作りなどのイベントを開催したり、地域のお祭りやフリーマーケットに参加するなど、食堂以外の活動も積極的に行っています。

子どもの反応

出不精の娘は「わざわざ夜出かけるのは面倒くさい」と気がすすまない様子だったのですが……、夜なのに明るくて人がたくさんいる食堂の楽しい雰囲気に包まれて笑顔に。そして何より娘も「とっても美味しい!」を言っていました。

学習指導のおじいちゃんともすぐに仲良くなっていました。ママに勉強を教えてもらうと喧嘩になりますが、知らない大人だと素直に聞けるようです。

子ども食堂の探し方

子ども食堂ネットワークという便利なサイトがあります。
ただ、このネットワークに参加していない子ども食堂もあるので、このサイトで見つからない場合もあきらめずに、「子ども食堂 住んでいる地域」で検索したり、自治体に確認してみましょう。

ボランティアや寄付を募集

「無料や数百円で夕食を食べることに気が引ける……」と感じる人もいるかと思います。もしそうなら、サポートする方法もあります!

子ども食堂は、

  • 代金は多く払ってもよい
  • 食材の寄付を募集しているケースも多い
  • ボランティアで活動してもよい

となっています。

特に、多くの団体で運営ボランティアを募集しています。
「ボランティアをすればスタッフの方ともっと仲良くなれるのでは?」と思い、筆者もボランティアに応募しました。

まとめ

「子ども食堂」は、子どもが一人でも安全な環境でバランスの良い夕飯を楽しく食べられるだけではなく、シンママや育児で行き詰ったママの居場所にもなります。

「食べる」ことだけが目的ではないコミュニケーションの場でもある「子ども食堂」。皆さんもぜひ利用してみませんか?

みなと子ども食堂
https://minatokodomosyokudo.jimdo.com/

中華屋さんでシュウマイを作ろう!参加費無料
https://www.facebook.com/events/155515738513851/

子ども食堂ネットワーク
http://kodomoshokudou-network.com/