離婚したい……そう思ったとき、ママが考えたいこと
「もう一緒に暮らせないかもしれない」と頭をよぎったことはありませんか?
まずは一度、冷静になってみる
しょせん、夫婦は他人と言います。違う環境で育った者同士が一緒に暮らしているわけですから、合うところもあれば合わないところもあります。「もう一緒に生活することはできない」と感じたときは、いったん、頭をクリアにしてみましょう。
パートナーを頭の中から排除する
人の良いところはなかなか見つけられなくても、悪いところはどんどん気になってしまうもの。「離婚したい」という気持ちが、いっときの気の迷いなのか、とことん無理なのかを冷静に見直すためにも、パートナーのことを頭の中から排除してみましょう。
排除ってどうすればいいの?
「排除」と言うと少し難しい気がしますが、要は「一度、相手のことを考えない時間を作る」ということです。部屋の模様替えや読書、音楽、クラフト、スイーツ作りなど、趣味に没頭してみるのはいかがでしょうか。大きなお金をかけなくても、レンタルショップや100円ショップを活用すれば、比較的安く準備ができます。これをきっかけに、今まで時間がなくてできなかったことに目を向けてみてください。
自分から環境を変えることが大切
一緒に暮らすのがつらい……、そう感じたら、まずは自分が環境を変えて、冷静な視点を持てるようにしてみてください。相手に「変わってほしい」と望むだけでなく、自分も努力をすることが大切です。あなたが変われば、暮らしも変わっていきます。お母さんが笑顔でいることが、家族をまとめていくための一番の潤滑油なのです。
冷静になってから、相手のことをもう一度考えてみる
排除してから、冷静な目で判断する
相手を排除して冷静になってみると、少しだけ周りの景色が変わって見えてくることがあります。そこで、もう一度「パートナーとは本当に無理なのか」を考えてみましょう。以前と違って、少し考え方が変わっていることもあるはず。迷いがあるようならば、一度踏みとどまることも必要です。
それでも気持ちが変わらないときは?
冷静になり自分を変える努力はしたけれど、状況が変わらないのであれば、やはり次のことを考えていかざるを得ないでしょう。
離婚の決断をするときに考えたいこと
かなりのリスクがついて回ることを考える
確かに、別れてしまえばもうつらい思いをしなくて済みます。ですが、それと引き換えにたくさんの難問が待ち構えていることを、頭に入れておかなければなりません。お子さんのこと、両家の親御さんのこと、これからの収入や資産のことなど、ひとつずつ細かに決めていく必要があります。
子どもの気持ちを考える
お子さんの気持ちを、まずは重視してください。要は、お子さんがこの決断を望んでいるのかということです。脅かすわけではありませんが、離婚は、お子さんに相当なダメージを与えることになります。場合によっては、社会的な影響が出ることも。とはいえ、昔に比べれば周りの目や社会的な扱いも優しくなりましたので、お母さんがきちんとフォローしてあげれば問題はクリアできると思います。
収入のことを考える
お母さんが自立していくのにも、リスクはかかってきます。当たり前のようですが、収入の面をしっかりと考えていきましょう。仮に、パートナーからいくばくかのお金が入るとしても、それに頼りきりになるのではなく、自立していくという覚悟が必要です。市区町村から出る手当ても条件などが厳しくなっているので、あまりあてにはできません。女手ひとつでの子育ては、思った以上に大変です。ひとりでいたころのように、仕事も簡単に決まるものではないということを、今一度頭に入れておきましょう。
まとめ
離婚するということは、本当に体力勝負です。体力をつけておかないと、メンタルまでもやられてしまいます。お子さんが、できるだけいつもと変わりなく、それ以上に明るく元気でいられるような環境にするためには、お母さんが太陽のようにサンサンとしていなければなりません。そのためにも、まずは下準備として体力作りをおすすめします。有名人のお言葉ではありませんが、「元気でいれば何でもできる」。まさにその通りなのです。
ライター:エルくまrich
シングルマザー歴18年。23歳の女の子のママ。インテリアデコレーターとしてレッスン・セミナーをこなし、ライターとしても活動中。シングルマザー予備軍の良き相談者でもあります。