シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

養育費が支払われていないときの対処方法

ライター 森本由紀

1児の母。12年の結婚生活を経て40代で離婚しシングルマザーに。現在は行政書士・カウンセラーとして活躍するかたわら、ライターとしても執筆活動を行っています。

Photo yuki morimoto

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今月は養育費が入ってない……どうすればいい?

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養育費が支払われていないと、「約束を破られた!」と腹が立ってしまう人も多いでしょう。けれど、元夫は忙しくて振り込みに行けなかったのかもしれませんし、単に忘れているだけかもしれません。病気や事故などの可能性もあります。まずは相手に事情を確認しましょう。

電話やメールなどで確かめてみる

まずは、電話やメールで「今月は約束の日までに入金がなかったけど、いつになりますか?」などと、やんわりと聞いてみてください。元夫と子どもが月1回程度の面会をしている場合であれば、その連絡のときに確認しましょう。

元夫の実家からは協力を得られない?

電話をしても出ない、メールを送っても返事がないとなれば、直接会って話すことを考えましょう。それが難しければ、元夫の実家に連絡して両親から話をしてもらうという方法もあります。元夫の両親にとって、子どもは大切な孫。離婚後も交流が途絶えていなければ、孫のために力を貸してくれることもあるでしょう。

 

養育費を払ってもらうための法的な手続きにはどんなものがある?

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養育費は子どもが成長するために必要なものですから、法的な手続きにより相手に請求することができます。話し合いで解決できないようであれば、次の手段として考えてみましょう。

内容証明を送る

内容証明という郵便により、元夫に養育費を請求することもできます。これは、「手紙を実際に送りましたよ」という証明付きの郵便のこと。内容証明自体に法的な効力はありませんが、相手に請求した証拠となりますから、調停や訴訟の前段階として使われます。これが届くことで相手は「もし払わなければ大変なことになるのでは……」と思いますから、払ってくれる場合もあります。

養育費請求調停を申し立てる

養育費の支払いがないときには、子どもの父親を相手に、家庭裁判所へ養育費請求調停を申し立てることができます。養育費請求調停は、離婚時に養育費の取り決めをしていない場合でも手続きが可能です。

強制執行の手続きをする

離婚時に調停離婚をした人や公正証書を作った人は、調停調書や公正証書にもとづき強制執行をすることができます。強制執行する場合、一般的には相手の給与を差し押さえることになります。申し立ては地方裁判所にすることになりますが、手続きがやや複雑になりますから弁護士に相談した方が良いでしょう。