シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーが引っ越しをする時、準備しておきたい4つのポイント

ライター 辻寿子

フリーライター歴22年、シンママ歴6年。一卵性双生児の息子は、長男が脳性マヒで車椅子。日本化粧品検定1級、サプリメントアドバイザー取得。結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。

Photo hisako tuji

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離婚したタイミングや、仕事・子どもの事情などで引っ越しを考えたとき……、シンママであることがネックになる場合があります。実際に母子家庭を理由に入居を断られるケースもあるので、引っ越しの前に準備しておきたいポイントをご紹介します。

 

1.自分の状況(収入)を把握する

id204-1シングルマザーである場合、仕事(定期的な収入)があるかないかで引っ越しのしやすさに大きな影響があります。仕事がない、現在就職活動中、パート勤務などでは、本人名義での入居を受け付けすらしてもらえないことも。貸主は、家賃が滞ることをなによりも心配しますので、安定した収入の確保は重要です。

安定した収入がない場合はどうなる?

無職やパート勤務である場合は、安定した収入のある親族名義で部屋を借り、入居者を自分たちにするという形式がとれることがあります。自分名義で部屋を借りられないので、不都合であればまずは正社員になるなど、就職面から考えた方がいいかもしれません。

 

2.連帯保証人を見つけておく

id204-2物件を借りる際には、一人暮らしや夫がいる場合でも「連帯保証人」が必要になります。さらに、契約名義者への「入居審査」というものもあります。主な必要書類は下記ですので、事前に準備をしておきましょう。

  • 身分証明書(運転免許証、保険証、パスポートなど)
  • 収入や預金残高のわかる通帳のコピーなど
  • 連帯保証人の公的な収入証明

連帯保証人がいなかったらどうする?

現在では、連帯保証人がいない人のために、ほとんどの賃貸物件で保証会社を利用できます。無職やパート勤務などでも相談できる保証会社もあるので、連帯保証人が見つからない場合は検討しましょう。保証料は家賃総額の40~100%程度(ただし初回は1年契約が基本)です。なお、親族の緊急連絡先は必ず必要です。

3.初期費用を準備する

id204-3引っ越しにはお金がかかるものですが、具体的にどのくらい必要なのでしょうか? 一般的には「敷金・礼金・手数料・前家賃」で家賃の3.5~5カ月分が初期費用として必要です。家賃が6.5万円の場合、30万円前後は準備しておきましょう。

初期費用+引っ越し代はいくら?

現在の住居と引っ越し先への距離にもよりますが、自力ですべて引っ越しができれば、軽トラックのレンタル代金程度で済みます。どうしても手が足りない場合は、引っ越し業者に依頼することになります。安く済ませたいなら、荷造りまでは自分でがんばりましょう。

どうしても費用がなかったら?

引っ越しの費用が足りない場合、「母子寡婦福祉資金貸付金」という公的な貸付制度が利用できます。シンママが、就労や子どもの就学などの理由で資金が必要な場合に、無利子で借りられる制度です。その中の「転宅資金」としてお金の借り入れができる場合があります。詳細は自治体によって違うので、最寄りの役所に問い合わせてみましょう。

 

4.シングルマザーだからと断られないために

id204-4残念ながら、母子家庭を理由に入居を断られるケースがあります。ポイントは以下の3点です。

  • 収入の不安(家賃を滞納しないかどうか)
  • 子どものトラブル(近隣との騒音トラブルや火災事故など、親の不在が多いためのトラブル)
  • 離婚に関わる不安(前夫とのトラブルなど)

これらは誤解である場合がほとんどですので、理解してもらえるように説明することが必要です。上記のポイントを押さえた話ができるようにしておきましょう。

 

まとめ

部屋を借りるなら、やはり定期的で安定した収入と連帯保証人の確保が必須です。それがない場合の方法も参考に、より住みやすい家を見つけてくださいね。