シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

未婚の母、シングルマザーになる前に、知っておくべきこと

ライター 森本由紀

1児の母。12年の結婚生活を経て40代で離婚しシングルマザーに。現在は行政書士・カウンセラーとして活躍するかたわら、ライターとしても執筆活動を行っています。

未婚のまま出産することになったなら

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できることなら結婚して子どもを産むのがいいはず。けれど、いろいろな事情で未婚のまま出産する人もいます。未婚の母、シングルマザーになるのは勇気のある決断。産む前にしっかり準備と覚悟をしておきましょう。

サポートしてもらえる人はいる?

未婚での出産に実家のサポートは欠かせません。出産前後は働けないだけでなく、家事や育児を手助けしてもらう必要もあります。実家を頼れない人は、ほかに助けてくれる人がいないか探しましょう。もし誰の手も借りられないならば、役所に相談することもできます。

シングルマザーとしてやっていける?

未婚の母になれば、一人で子どもを育てていかなければなりませんから、経済力も必要です。最初は実家に助けてもらえたとしても、いつまでも頼りっぱなしというわけにはいきません。安定した仕事を見つけてきちんと暮らしていけるよう、生活設計を考えましょう。

 

子どもの父親に認知してもらおう

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未婚で出産した場合、そのままにしておけば子どもの父親がいないことになってしまいます。子どもと父親が法律上の親子になるためには、「認知」という手続きが必要です。

認知の手続きはどうやってする?

認知の手続きは、子どもの父親本人が役所に認知届を出すことでできます。認知届は子どもが生まれる前(お腹にいるとき)でも出すことができます。

父親が子どもを認知するとどうなる?

子どもの父親に認知してもらえれば、養育費を請求することができます。また、子どもは父親の相続人になりますから、父親が亡くなったときに財産を相続することもできます。

 

子どもが生まれたら出生届を出そう

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出生届には父親を記入するの?

無事に子どもを出産したら、役所に出生届を出す必要があります。既に認知されている場合を除き、出生届の「父」の欄は空欄にしておきます。

もし出生届を出さなかったらどうなる?

出生届を出さなければ、子どもは戸籍がない状態になってしまいます。無戸籍になれば、健康保険もありませんし、学校に行くこともできません。当然、シングルマザー支援も受けられないことになります。「未婚のまま出産したのを知られるのがイヤ」と思う人もいるかもしれませんが、出生届を出さなければもっと大変なことになってしまいます。

子どもが生まれたら支援制度を受けよう

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未婚でもひとり親向けの支援制度が受けられる

未婚のシングルマザーであっても、離婚や死別の場合と同様に、ひとり親向けの支援制度が受けられます。児童扶養手当ももらえますし、ひとり親家庭医療費助成などもあります。出生届を出したときに役所で手続きできますので、きちんと申請しておきましょう。

未婚シングルマザーは寡婦控除が受けられない

離婚や死別のシングルマザーは、税法上の寡婦控除があり、税金が安くなります。けれど、未婚シングルマザーには寡婦控除は適用されず、税金が高くなってしまいます。また、保育料や公営住宅の家賃などは税額に応じて算定されるため、負担が大きくなることがあります。なお、自治体によっては未婚シングルマザーでも寡婦控除をしたものとみなして保育料等を算定してくれることもあります。

 

まとめ

未婚でシングルマザーになるときには、「本当にやっていけるの?」という不安もあれば、世間の目が気になることもあると思います。けれど、母親として子どもを守るためには、自分が強くならなければなりません。子どもの笑顔が支えになるはずですから、自信をもって前へ進みましょう。

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