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いざ、離婚!離婚届の正しい書き方とポイント

ライター 辻寿子

フリーライター歴22年。シングルで双子男子を育て中!双子の兄は脳性マヒで車椅子。結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。

Photo hisako tuji

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さぁ、離婚の決意が決まりました。離婚届も取りに行ったけど、どう書いたらいいかわからない……。誰に聞いたらいいかもわからない離婚届の正しい書き方、教えます。

 

離婚届を書く前に、準備するもの

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離婚届を提出するには、双方(夫と妻)の合意、協議離婚の場合には成人以上の2人に承認となってもらう必要があります。それでは、離婚届を書く前に準備するものをご紹介します。

準備するもの

  • 双方(夫と妻)の直筆の署名
  • 印鑑(夫、妻別々のもの、シャチハタ不可)
  • 証人2名の署名、捺印(この場合もシャチハタ不可)
  • ボールペン、万年筆などの筆記用具(間違った場合は、二重線で消し訂正印を押します)

離婚届の書き方

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では早速、具体的な書き方をご紹介していきます。

1.氏名

今現在、戸籍に記載されている名前を書きましょう。離婚前、つまり結婚時の名前になります。

2.生年月日

西暦でも和暦でも大丈夫です。

3.住所

今現在住んでいる場所がどこであれ、住民登録をしている住所(住民票のある住所)を書きます。もし離婚届と同時に転居届を出す場合には、転居先の住所を記載しましょう。

4.世帯主の名前

離婚後の住居の世帯主となる人を書きましょう。シングルマザーになる場合は、世帯主は自分になります。

5.本籍

離婚前の本籍を記載します。婚姻中に免許証を更新していれば、免許証の記載通りに書きます。わからない、覚えていない場合は、事前に戸籍謄本を取って確認しましょう。

6.筆頭者の氏名

戸籍謄本を確認しましょう。夫か妻の名前です。

7.父母の氏名

夫と妻、それぞれの実父母の名前を記載します。父母が離婚していても、死亡していても書きます。

8.続柄

父母との関係を書きます。例えば、長女、次女、三女などです。

9.離婚の種別

調停や裁判を行っていない場合は協議離婚にチェックを入れます。調停離婚の場合は調停成立日を、裁判離婚の場合には判決確定日を書きましょう。

10.婚姻前の氏に戻る者の本籍

結婚前の氏(姓)に戻る場合は、元の戸籍に戻る(ほとんどの場合、両親の戸籍)か、新しい戸籍を作るかを選び、チェックを入れます。
※姓を戻すか否か、子どもがいれば悩むところですが、大切かつ重要なことですので後述します。

11.筆頭者の氏名

元の戸籍(結婚前の戸籍)に戻る場合は、元の戸籍をみてから筆頭者を記入しましょう。

12.未成年の子の氏名

未成年(20歳以下)の子どもがいる場合は、夫か妻どちらが親権を持つか決め、親権を持つ側に子どもの名前を書きます。母親側が親権を持ち、子どもの戸籍を移す場合は、別途入籍届が必要です。また、子どもの姓を母親の旧姓に変える場合は、離婚後に家庭裁判所で許可を得なければなりません。

13.同居の期間

結婚式の日か、同居を始めた日で、早い方の日付を記入します。「別居したとき」は、その日を記入。

14.別居する前の住所

夫婦で同居している住所を書きます。もしすでに別居しているなら空欄でも可。

15.別居する前の世帯のおもな仕事

該当する箇所にチェックを入れてください。

16.夫妻の職業

現在の職業を書きましょう。

17.届出人の署名・押印

この欄だけは、本人の直筆でないと許可されません。(この欄以外は、夫の欄を妻が代筆しても可)必ず、本人が署名、押印しましょう。印鑑は実印でなくても構いませんが、夫婦別々の印鑑を使い、シャチハタなどのゴム印は不可です。

18.証人の署名・押印

協議離婚の場合にのみ、必要になります。こちらも、本人の直筆でないといけません。成人以上の2名に事前にお願いして、署名・押印をしてもらいましょう。

自分と子どもの氏(姓)をどうするか?

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離婚するとややこしいのが氏(姓)の問題。女性は免許や銀行口座、カードなどさまざまな手続きが必要ですし、子どもも保育園や学校などで名前が変わるとかわいそう……、と思うこともあるかもしれません。ただし、知らないと後でとんでもないことになることを覚えておきましょう。

知っておいてほしいこと

子どもの名前を変えたくないからと、夫の氏をそのまま名乗ることも選択できますが、氏は1つ前のものまでしか戻せないことを知っておきましょう。例えば、再婚して離婚し、旧姓に戻したいと思っても、もう1つ前(前夫の姓)にしか戻れないのです。筆者は2回離婚しましたが、いちいち旧姓に戻していたので助かりました!

最初は面倒でも、子どもと一緒に旧姓に

子どもの姓が変わるのは考えてしまいますが、就学以下の年齢ならほぼ名字で呼ばれていないため、そう心配はいりません。小学生以上でも、子どもとしっかり話し合って離婚や名字が変わることを説明し、母子ともども旧姓に戻っておくことをおすすめします。

 

離婚届不受理申出について

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さて、結構大変な離婚届の提出ですが、書面に不備がなければ受理されます。つまり、直筆が必要な欄があるといえど、一方的に離婚届を偽装して提出することができてしまうのです。もし、夫ともめていて、勝手に夫が提出してしまう危険性を感じたら、役所で『離婚届の不受理申出』を提出しておきましょう。本籍地のある役所で提出するのがおすすめです。

 

まとめ

いかがでしたか? 離婚届もいざ向き合ってみると記入の仕方が難しいものですよね。できるだけスムーズに終わらせ、新しい一歩を踏み出しましょう。