シングルマザー(母子家庭)の暮らしを「ちょっとずつ」良くする

シングルマザーの仕事に資格はあった方がいいの?取るとしたらどの資格?

ライター 辻寿子

フリーライター歴22年、シンママ歴6年。一卵性双生児の息子は、長男が脳性マヒで車椅子。日本化粧品検定1級、サプリメントアドバイザー取得。結婚歴3回、死別→離婚→離婚の経験あり。

シングルマザーとなる決意をする時、仕事=収入のことが一番大きな問題ではないでしょうか?
結婚・出産を機に仕事を退職し専業主婦だった方がシングルマザーになった、いわゆるキャリアがあまりないシングルマザーの仕事復帰という前提で資格の話を進めます。

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シングルマザー(母子家庭)におすすめの仕事

さて、働かねば!あなたはすぐに就職できますか?

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今まで専業主婦だったため、キャリアは途切れ、ほとんどの仕事が未経験に近い……。しかも年齢が上がっている分、一般事務などでの就職は非常に不利になってきます。

シングルマザーが就職しにくい理由

  1. 子どもの保育園・幼稚園、学校などがあり、働ける時間に制限がある
  2. 未経験でも雇ってもらえる職種は、若い人を望む場合が多く、シングルマザーになる多くの世代に不利

そこで、考えてみたいのが「あなたができること」です。企業に“この人は必要だ”と思わせるような得意分野はありますか? 自分で起業できるような、スキルや手に職がありますか?

そうでない場合、やはり資格を持っていることは、就職に大変有利です。

アルバイトやパート、在宅ワークでは生活を支えるほどの収入にはならないし、子どもにはきちんと教育を受けさせたい……、だからこそシングルマザーの仕事を考えてみましょう。

いまさら、資格なんて取れるの?

答えは「取れます」。

ですが、その前にどんな資格がいいのか、現実的なのか、いくつかポイントをあげてみましょう。

  1. 生活に十分な収入が得られるか
  2. 長期的に働けるか
  3. 求人が多い職種か
  4. 休日や残業など、生活スタイルに合っているか
  5. 資格を取るのにかかる費用と時間は捻出できるか

この5つがどの資格を取得するのか、大きなポイントになります。

自分である程度リサーチし、助成制度なども上手に利用して、本当に実現可能な資格を狙いましょう。

具体的に、どんな資格があるの?

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「資格ならなんでもいい」と、やみくもに資格取得を目指しても、現実的ではありません。前述したポイントを押さえつつ、ここでは“国家資格”に限定して、年収別の資格ランキングを見てみましょう。

【年収別】シングルマザーがこれから取得できる国家資格TOP10

  1. 公認会計士 817万円
  2. 税理士 817万円
  3. 社会保険労務士 530万円
  4. 看護師 472万円
  5. 准看護師 399万円 ※
  6. 理学療法士 397万円
  7. 作業療法士 397万円
  8. ケアマネージャー 367万円
  9. 歯科衛生士 340万円
  10. 栄養士 340万円

※准看護師資格は、「国家資格」ではなく都道府県の試験に合格したら取得できる資格です。

引用「シングルマザーのリアルなブログ。」
http://single-mama.hatenablog.com/entry/2015/01/08/220000

上位になると、なんと年収が800万以上! しかしこの資格は、専門学校に数年通ったり、また国家試験がかなり難関だったりします。「以前勉強していた」など知識がある程度あれば挑戦してみてもいいですが、全くの素人からでは現実的には難しいでしょう。

では、実際にシングルマザーが取得している資格ランキングを見てみましょう。

第一位 調剤薬局事務

第二位 医療事務

第三位 介護事務

引用「シングルマザーの資格取得!おすすめランキングベスト3」
http://xn--qckmb1noc2bzd8867dtz2c.net/

いずれも医療系の事務が人気のようです。

その理由は、

  1. 難易度が低い
  2. 求人がある
  3. 子育てと両立しやすい

ということのようです。

上位3つの資格の年収からいくと、平均して270~400万円なので、どれくらい収入が必要かも、きちんと算出しておきましょう。

勉強する時間や、資格を取る費用がない!

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資格を取りたいと思っても、学校へ通ったり勉強したりする時間がない、費用がないなど、シングルマザーの厳しい状況を打破できないと思っていませんか?

大丈夫です、ちゃんと母子家庭専用の支援制度があります。

自立支援教育訓練給付金

シングルマザー、またはシングルファーザーが受けることのできる制度です。

資格取得に向けて受けた講座(教育訓練施設や学校、通信教育など)に支払った費用の20%を給付してもらえます。

高等職業訓練促進給付金

看護師や介護福祉士、保育士など、資格取得に2年以上かかる場合、上限2年間、月額10万円が支給されます。

※ただし、いずれも給付を受けるには特定の条件を満たしておかねばなりません。

教育機関にお金を支払ったりする前に、必ず市町村の福祉課、福祉事務所などに相談しましょう!

この制度の詳細は、厚生労働省のホームページに詳しく説明してあります。よく読み、どんな支援が受けられるか、またその支援を受ければどんな資格が取得できそうなのか、よく考えてみましょう。

厚生労働省
「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業の実施について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000062986.html

まとめ

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ここまで見てきますと、やはりシングルマザーが有利に働くには、資格はあった方がいいように思います。

お金の心配をせずに暮らしていけることは、ママの笑顔にもつながります。支援制度などを上手に利用し、一生使える資格を取得することは、いつ何時でも役に立つ強い武器となることでしょう。

もし、就職したくてもなかなか合格できない……、とお悩みでしたら、資格取得も視野に入れてみてはいかがでしょうか?